最新版!クセが凄すぎるボディビルやフィジーク大会での「かけ声」の魅力

パワー!!!!

突然ですが、ボディビルやフィジークの大会で「筋肉を褒める為の様々なかけ声(コール)」が飛び交うのをご存じでしょうか。

しかもそのかけ声は、年々新しい言葉が生み出され進化していっているのです。

大会の様子を料理に例えると、「メインディッシュ」は筋肉であり、「サイドメニュー」に当たるのが、かけ声(コール)になります。そのサイドメニューがメインディッシュを上回る程の人気で、テレビなどのメディアでも数多く取り上げられています。

魅力的且つ、クスっと笑える、時には「なるほど〜」って思わず感心してしまう!

パンチの効いた!トンチの効いた?そんな巧みな言葉づかいが存在する筋肉賞賛ワードの、ボディビル大会のかけ声(コール)の世界を紹介したいと思います。

まずは知っておこう!ボディビル大会、フィジーク大会とは?

ボディビル=BODY BUILDINGの略称

ではボディビル大会とはどういったものなのか、どんな魅力があるのかを紐解いていきます。

ボディビル大会の魅力

ボディビル競技とは、重量トレーニングや栄養管理によって「鍛えた筋肉」を競い合う競技です。重い物を持ち上げたり動かしたりして筋力の強さを競い合う競技ではありません。

筋肉の大きさや脂肪の少なさ、筋繊維の浮き出具合などが審査項目となり、肉体美を競い合うコンテストで、審査員がその評価をします。

※広い意味では肉体を造り上げる競技全般、あるいはその肉体を創り上げていく行為そのものを指します。

その肉体美は、生きた芸術と言ってもいいほど。筋肉の美しさ、ポージング、まさに人間の限界に迫る美しさがそこにあります。

ボディービル大会とフィジーク大会の違い

ここ数年、日本でも人気が広がってきていて、色んな団体が様々なコンテストを主催するようになりました。

従来のボディビルだけでなく、若い年齢層に人気のある細マッチョ寄りの大会が増えています。いわゆるフィジークというカテゴリーの大会です。

ボディビルとフィジークの比較
ボディビルとフィジークの比較

ボディビルでは、とにかく筋肉のでかさ、脂肪の少なさ、筋繊維の浮き出方、まんべんなく筋肉がついているか、血管の浮き出方などの、筋肉要素が評価対象となります。
※大会参加スタイルが、ビルパン(ビキニパンツ)着用が主になります。

フィジークでは、ボディビルほどの筋肉量は必要とされません。脚は評価対象に入らないことから、最も過酷と言われる下半身のトレーニングを行わない人も。

フィジークの大会では、評価対象の筋肉部位が違ったり、筋肉以外の項目が評価対象となったりします。

大会で高評価を得るには、より綺麗な逆三角形・V字体型が求められ、広い肩幅と細くしまったウエストの落差が大切。(あまりに筋肉量が多いと逆に減点対象となってしまいます)

そしてボディビルと決定的に違うのが、顔や髪型、更には表情までも評価対象になることです。筋肉を大きく魅せるポージングも含めて、トータルでのかっこよさ必要なのです。

※大会参加スタイルが、サーフパンツ着用(半ズボンの水着)が主になります。大会によってはデニムを履くことも。

ぶっちゃけ、フィジークの大会は基準が大会ごとに様々ありすぎて、少しよくわからないと感じています(笑)

ちなみに、上記で紹介した例は男性の大会で、女性の大会の場合はボディビルの大会は無く、フィジークが最も筋肉量を求められる大会となります。

どうして「かけ声(コール)」があるの?かけ声の重要性

ボディビル、フィジーク大会において「かけ声」がなぜ存在するのかというと・・・それは「かけ声によって筋肉がより光り輝くから!!笑」

大会参加者は、数ヶ月に及ぶトレーニングに食事管理、ステージに上がる直前まで筋肉を大きく見せるという極限までの努力をしています。(パンプアップといって筋肉に負荷をかけ、乳酸によって一時的にでも筋肉が膨れる現象)

応援するかけ声によって、力を発揮するのはその他のスポーツ選手と同様。

かけ声によって更に鍛え抜かれた筋肉は、筋トレという枠を通り越し、芸術の領域に昇華していると私個人は感じています笑

前述したように、審査は人の目によって行われる為、より注目された参加者が審査員の意識に残り、審査結果に有効的に働きます。

その為、審査結果にも影響が出てくるかけ声は、とても重要になってくる訳なのです。

「かけ声(コール)」のやり方

出場する選手は番号で登録されていて、「番号+かけ声」で呼ばれ(叫ばれ)ます。

10人前後が同時にステージに立ち、筋肉美を競い合います。司会進行のアナウンスがあるため、その間はかけ声(コール)をするのはやめましょう。

基本的に、司会進行のアナウンス時以外は、いつ「かけ声(コール)」をしても構いません。思う存分叫びましょう!

大会に出場する選手
大会に出場する選手

例:「214番〜!◯◯筋、◯◯い!」

そのほかに、個々の選手だけではなく会場全体を誉めるパターン、観客席からかけ声をする人が一人だけではなく二人以上で掛け合うパターンなど、様々なかけ声のパターンがあります。

王道の「かけ声」10選

ここからは王道のかけ声からクセが凄いかけ声斜め上すぎるかけ声まで紹介していきます。
まずは王道のかけ声から!

「デカい!」

最もシンプルで1番分かりやすいかけ声。

アツチヤン

+アルファとして「僧帽筋デカい!」など具体的な部位を指して言うことも。「デカ過ぎて他(の人)が見えない」なんて言ったりも。

「キレてる!」

筋肉と筋肉の間にできる溝が深い様子。

アツチヤン

陰影があるほど高評価なのです。

「仕上がってる!」

脂肪をしっかりと落とし切った状態を誉めるかけ声です。

アツチヤン

ボディビルやフィジークの選手は体脂肪3〜8%まで絞るなんてビックリですよね!

「ナイスバルク!」

バルクは筋肉の分厚さを指し、ナイスバルクと言って筋肉が大きく分厚いことを褒めてます。

アツチヤン

バルクはメジャーなワード、ナイスバルクはメジャーなかけ声。

「ナイスカット!」

キレてると同様に筋肉の溝のことを指しています。

アツチヤン

ジムなんかでは「良い感じでカットが入ってますね」と褒め合う。

「バリバリ!」

皮膚、肌質の仕上がりを褒める掛け声。

あつちやん

余分な水分があるとウェット感がある見た目になりマイナス評価となります。ちなみに肌を焼くのも綺麗に筋肉を見せる為。

「土台が違うよ!土台が!」

他の選手と比べてと飛び抜けて目立っている様子をほめる時のかけ声として用います。

アツチヤン

なで肩の私は肩幅が広い人が羨ましい泣

「いい血管出てるよ!」

脂肪を落としていくと自然と血管が浮き出てきます。脂肪を絞り切った状態を誉める時に使うかけ声。

アツチヤン

血管は女子受けが良いと信じてます。

「はいっ!ズドーン」

選手がポージングする時のインパクトを与えるために使うかけ声。

アツチヤン

ポージングに対して合いの手のようなイメージで使います。

「肩メロン!」

丸々と大きく鍛え上げた肩の筋肉をメロンに例えて誉めるかけ声。もはや定番のかけ声として使われています。

アツチヤン

メロンの皮とスジスジの血管を比喩した表現です

え?それに例えるの?置き換え「かけ声」10選

食べ物に例えるのに始まり、あんな物やこんな物まで…早速、みていきましょう!

「三角チョコパイ!」

盛り上がった上腕二頭筋(力こぶ)を三角チョコパイに見立てた掛け声。

アツチヤン

好きなんですよね…減量中は食べられないんですけど泣

「肩にちっちゃいジープ乗せてんのかい!」

ボディビル界では馴染みのあるかけ声なんです。このかけ声から段々と、よりインパクトのある表現に進化していったのです。

アツチヤン

乗るわけないんですけどね…なんと言うか語呂が良いんです!

「肩から脚が生えてるよ!」

鍛え上げられた腕全体を誉めるかけ声。

アツチヤン

生えるわけない!って突っ込んじゃ負けです。

「腹筋、6LDK」

ボコボコに割れた腹筋を誉めるかけ声。

アツチヤン

筋トレアニメ「ダンベル何キロ持てる!?」のオープニングにも使われることになった有名なフレーズ。

「腹斜筋で大根おろしたい」

腹筋の横側である筋肉の腹斜筋まで鍛え上げられてる様子を指すかけ声。

アツチヤン

腹筋は「6LDK、大根おろし」以外にも「板チョコ、毛ガニ、手榴弾」など様々な例えがあります。

「背中にQRコード!」

鍛え上げられた背筋、背中全体のゴツゴツ感を例えた言葉。

アツチヤン

腹筋同様に背中も「鬼、羽、クリスマスツリー、ユーラシア大陸」など様々な例えがあります。

「プロテイン飲んだNiziUか!」

女子大会で使われたかけ声。

アツチヤン

ステージに並んだ女子選手の見た目の可愛さと、肉体の筋肉量のギャップに圧倒されて思わず出たかけ声ですね。

「筋肉国宝!ルーブル美術館に展示したい!」

身体全体の仕上がりの美しさを褒めたかけ声。

アツチヤン

筋肉の美しさは世界遺産?!

「マッチョの豊洲市場!」

豊洲市場の魚の競りに例えたかけ声。

アツチヤン

綺麗に並んだマグロ(マッチョ)の様子が目に浮かびます。

「プロテイン飲んだシルバニアファミリーか!」

ステージに並んだ選手、大会の会場全体を比喩したかけ声。

アツチヤン

マッチョとシルバニアファミリーは真逆の立ち位置にある存在…

ん?どういうこと?斜め上からすぎる「かけ声」10選

考えついた人のセンスに脱帽です。見ていきましょう!

「ガンダム!」

筋肉のデカさ、ゴツさを表現。

アツチヤン

ガンダムに対抗して「エヴァンゲリオン!」もあるそうですよ。

「スキニージーンズに謝れ!」

太く鍛え上げられた太ももの大腿筋を褒めた?かけ声。

アツチヤン

鍛えれば鍛えるほど着れる服が限られていきます。

「新時代の幕開けだ!」

10代の若い選手が台頭してきて使われたかけ声。

アツチヤン

坂本龍馬もビックリ!何歳から筋トレ始めたんでしょう。

「脚が歩いてる!」

思わず脚に目がいってしまう程鍛え上げられていたのでしょう。

アツチヤン

脚だけではなく大胸筋も歩いたりするそうです。

「筋肉の徳が高すぎる!前世に国でも救ったんか!」

美しく作り上げられた身体は積み上げたトレーニングの量を褒めたかけ声。

アツチヤン

センスある語彙力も積み上げたい。

「そこまで絞るには眠れない夜もあったろう!」

減量で絞った期間を褒めたかけ声。

アツチヤン

減量中に、寝れなくなるのは事実です。

「お母さん、今日の晩御飯はカレーで決まり」

板チョコ同様にカレー粉から連想されたかけ声。

アツチヤン

何回捻ったら良いのでしょう。

「腕にボラギノール塗ったのかい!」

???????
よくわからないかけ声ですねw

アツチヤン

アナタはこのかけ声を会場で聞いたらどんな反応しますか…。

「春日!」

オードリーの春日に例えたかけ声。全体のシルエットは良いが筋肉量が足りない時に使われている?

アツチヤン

トゥース!

「きんに君のことは嫌いになっても、筋肉のことは嫌いにならないでください!」

なかやまきんに君以外には使えない?

アツチヤン

パワー!

その他のパターン

上記では紹介しきれなかったかけ声がまだまだあります。

時事ネタに反映されたかけ声「筋肉増税120%」「筋肉が詰まっている、密です」「筋肉柱(鬼滅の刃)」など。

何度も言いましたが「筋肉が芸術」。その筋肉美に捧げられる言葉、感嘆して出るかけ声も、芸術的レベルの表現にまで昇華されています。かけ声(コール)も、もはや芸術と言って良いのかもしれません!

まとめ

身体を鍛えている人にとって一度は出てみたいと思うボディビルやフィジークの大会。大会を盛り上げ華を添えるかけ声の一部を紹介しました。

クスッと笑えるものから、思わず納得してしまうものまで様々。日々進化していく筋肉と同様に「かけ声」も進化していきます。

興味を持った方は是非大会に足を運んでみて「叫んで」みてはいかがでしょうか。そして毎日の生活にさりげなく「かけ声」を取り入れてみてみてください笑

私も最後に叫びます「筋肉は裏切らない!」

この記事を書いた人

アツチヤン

筋肉は裏切らない!!!愛犬と愛猫に囲まれた生活!!