シュワー!ゴクゴクゴクッ!心地よい刺激と、喉を流れていく時のなんともたまらない爽快感。
私たちの日常に親しみがあって美味しい炭酸飲料と言えば「サイダー&ラムネ」。
近年ではサイダー&ラムネの中で、特に「ご当地モノ」が人気になってきています。岐阜県は山に囲まれており、清流で有名な地域。
そんな岐阜の綺麗な水から作った、ご当地ならではのサイダー&ラムネを紹介します。味はもちろん、地域の特色が色濃く可愛いパッケージやネーミングの魅力をお伝えしていきます。
ご当地サイダーには通販もあるので気になった方はチャレンジしてみてください。
知ってる?サイダーとラムネの違い
結論から言うと、「ビー玉入りの瓶の形をしているのがラムネ」、「それ以外はサイダー」という違いです。中味の違いはありません。
サイダーはリンゴ酒のシードル(Cidre)が語源と言われ、明治時代はリンゴ風味、容器は王冠栓の瓶でした。ラムネはレモネード(Lemonade)がなまったものと言われており、レモン風味で容器はビー玉栓のガラス瓶でした。
長い年月を経るうちに、2つの境目はあいまいになり、現在は容器によって区別されています。
子供のころはラムネの瓶で飲むのが好きだったという方もきっと多いはず。飲み方にちょっとしたコツ(瓶を横にしてくぼみの部分にビー玉をはめる)が要るのも乙なんですよね。
ラムネの飲み方といえば、大人気マンガ「こち亀(こちら亀有前派出所)」で、先輩の両さんが後輩の中川君&麗子さんとのやりとりのシーンが印象的でした。
中川君がラムネを立てて飲もうとしたら「ビー玉が邪魔で飲みにくい」と言って、両さんが「炭酸のがぶ飲みしないようにだよ」と横にしないと飲めないってことを教えてあげていました。
※ラムネに入っているビー玉は炭酸飲料の密閉する為に装着されているものとされています。
シュワッと爽快、ご当地サイダーの魅力
岐阜のご当地サイダーの美味しさの秘密
サイダー作りにおいて一番大切なのは水です。
岐阜は全国的にも清流の地として知られており、豊かな森を源とする清流は県内のあまねく所を流れて里や街を潤しています。
日本百名水にも選ばれているところも多くあり、ミネラルを豊富に含み限りなく硬水に近い軟水は炭酸との相性が良いのです。
パッケージやジャケット、瓶の蓋など細部までのトータルデザイン
地域ごとの農作物や文化や歴史、地元企業の努力によって生み出されている個性豊かな商品。
パッケージがレトロでかわいいものから、オリジナルのゆるキャラなども描かれているのも特色。見た目が気に入ったという理由で思わず買ってしまっても良いですね。
岐阜の隠れた銘品サイダー&ラムネ9選
ここからは岐阜のサイダー&ラムネを紹介します。
今回紹介するのはこちら。
①「白川郷サイダー」
②「ひだニャンコサイダー」
③「郡上八幡天然水サイダー」
④「道の駅可児ッテローズサイダー」
⑤「飛騨清見サイダー」
⑥「美濃 白川茶イダー」
⑦「養老サイダー(復刻版)」
⑧「大垣ラムネ」
⑨「青い岐阜、サイダー」
⑩「長良川サイダー」
①お酒との相性も抜群「白川郷サイダー」
さるぼぼに合掌作り、冬景色が描かれたジャケットからも伝わる清涼感。
また、お酒と合わせてハイボールにするのもオススメ。地元のお酒(白川郷=にごり酒)と組み合わせればサイダーの甘味と、お酒の旨味と合わさり、なんとも言えないウマい味わいに。
割合は1:1で割ると良いでしょう。
※さるぼぼ=さるぼぼは岐阜県の飛騨高山地方で昔から作られる人形。お土産として飛騨地方の観光地で多く見られる。
※合掌作り(がっしょうづくり)=合掌造りはかやぶきの屋根が大きな特徴となっている日本の住宅建築様式の一つ。2005年に世界遺産に登録されました。
②炭酸と甘さのバランスが絶妙「ひだニャンコサイダー」
蔵元オリジナルゆるキャラ「ひだニャンコ」がサイダーに。可愛らしい目元にキュートな三角口もと。
ひだニャンコサイダーは炭酸も甘さも程よく、サッパリとした爽快感。ゴクゴクと飲めちゃいます。酒造会社が作ったサイダーということもあって水にはこだわりがあります。
③ご当地サイダー全国ランキング第7位「郡上八幡天然水サイダー」
一度は飲んでみたいご当地サイダーの全国ランキングの第7位を獲得したこともある「郡上八幡天然水サイダー」。シュワっと喉越しが美味しいサイダーです。
着物を着て踊りながら炭酸を飲む様子がパッケージになっています。
別名「踊る炭酸」とも言われており、地元で有名なお祭り「郡上おどり(夏のお盆の時期に24時間三日三晩踊り明かす祭り)」から命名されたとのこと。
郡上八幡天然水サイダーを飲みながら郡上おどりに参加してみたいですね。
④透き通ったピンクが綺麗な「道の駅可児ッテローズサイダー」
商品の名前の通り、道の駅「可児ッテ」のオリジナルサイダー。バラを連想させるピンク色が特徴的。透き通った色がとても綺麗に映るのでグラスに注いで飲んでみるのも良いでしょう。
岐阜県可児市には世界最大級の薔薇園「ぎふワールド・ローズガーデン(旧:花フェスタ記念公園」があり、多くの人に親しまれてきました。
原材料にもバラが使用されており、香りも良く楽しめます。炭酸は割と弱めな感じなのが好みの分かれるポイントかもしれません。
⑤懐かしい田舎のサイダー「飛騨清見サイダー」
ラベルのカラーと書体が昭和を感じガラスの瓶がよく似合う、まさしく「懐かしい田舎のサイダー」。
清見というのは清流の町として有名で「清流の国ぎふ」のイベントなども行われています。清美には「パスカル清見」という道の駅があり、このサイダーもその運営会社が販売しているものです。
汲みたての清水のような透き通ったみずいろ。飲んでみると微炭酸、穏やかでスムーズな口当たりです。絶妙なのは甘さ。存在感のある甘さがありながら、くどさのないすっきりした喉ごしです。
⑥お茶屋さんのこだわり「美濃 白川茶イダー」
白川茶とサイダーの美味しい出会い。香り高く深みのある白川茶の味わいとサイダーの清涼感が新しい美味しさを生み出しました。
岐阜県のご当地茶として親しまれている白川茶。この美味しさをもっと多くの人に味わっていただきたい、と地域に愛される商品として 白川茶を使用したお茶処ならではの地サイダが開発されました。
「白川茶イダー」は白川茶のさわやかな香りと深みのある味わいを炭酸水に封じ込めた新感覚の炭酸飲料。
ほんのり甘みもありながら泡が細かく喉越し良く後口もスッキリしています。
⑦日本最初のサイダー「養老サイダー(復刻版)」
養老サイダーのラベルは透き通った緑色のガラスボトル。開栓にひと手間かかる王冠、当時のデザインをそのまま再現しています。
地元の人ならだれもが知っている「養老の滝伝説」。
「湧き出た水を飲んだら若返った」等、この地の水は名水としても有名で、岩清水である菊水霊泉を使用したサイダーです。
※発売は明治まで遡り、日本最初のサイダーと言われています。かつては三ツ矢サイダーと並ぶ程の人気商品でした。
サッパリとした甘味の秘訣は、純度99.9%のグラニュー糖。深みと懐かしさがあり。初めて飲むのに懐かしい。そんな味わいがあるのが、養老サイダーなのです。
⑧水の都発祥「大垣ラムネ」
松尾芭蕉結びの地としても有名な大垣は、全国でも有数の自噴帯で、豊富な地下水の恵みにより、昔から水の都と呼ばれてきました。
赤いキャップがとても目立つ「大垣ラムネ」。原水は大垣市興福地町の深さ165メートルの深井戸水から採水しています。弱アルカリ性の軟水を使用していて、加熱処理や薬品処理を施さず、セラミックフィルターのろ過のみをおこなっています。
ラムネにするにあたり、水の持つおいしさを活かした、甘みをおさえてスッキリとした味わいです。
⑨優しい微炭酸「青い岐阜、サイダー」
連続テレビ小説「半分、青い。」から産まれたサイダーです。 岐阜の青さを表現したパッケージは、見ているだけで透き通った気分になれます。
原水は「高賀の森水」を原水に使用した、優しい微炭酸のサイダーです。
※「高賀の森水」は、モンドセレクション最高金賞、IT(I 国際味覚機関)優秀味覚賞最高位3つ星を受賞しています。
⑩程よい炭酸「長良川サイダー」
長良川サイダーのシンボルは「雨龍」。円形を縁取っている龍が描かれたパッケージで、他のサイダーとは印象が異なります。
多くの龍神伝説が残る岐阜。伊奈波山黒龍神社に座し、水と雨をもたらす龍神の恵みをお届けするという想いも込められています。
金華山の麓で汲み上げた長良川の伏流水を原水とした上水を使用しています。
龍のイメージとは違って、程よい炭酸の口どけを感じるサイダー。長良川サイダーを飲めば日本の中心を感じること間違いなし。
まとめ
どこか懐かしくて、心がほっこりする地サイダー&ラムネ。今回は岐阜の美味しい商品を紹介しました。
岐阜以外にも、あなたの住まいの地元にも美味しいご当地サイダー&ラムネがきっとあるはず!シュワッと、美味しいご当地飲料を楽しみましょう。
自分のココロに素直に生きる!「岐阜のご当地サイダー」と共に、福来たる!