リサイクルショップや古着屋に訪れたことはありますか?
服の質がまだいい状態で売られていたり、新品同様で綺麗ではないけれど中古で安く買えたりなど、意外と使いまわせるものがたくさんあります。
実際に訪れてみないとあまりいい印象がなかったリサイクルショップですが、一度訪れてみると今では宝探しのようで楽しいショッピングの仲間入りになりました。
環境保全やサステナブルが進んでいるニュージーランドではリサイクルショップがたくさんあり、多くの人に利用されています。
そこで今回は、リサイクルショップ巡りについて、日本とニュージーランドの違いを紹介しながら語ります。
日本とニュージーランドのリサイクルショップの仕組みの違いとは?
日本とニュージーランドのリサイクルショップは販売形式は似ているものの、買収方法や利用目的といった少し仕組みが違います。
ニュージーランドと日本のリサイクルショップがどのように違うのか、どんな特徴があるのかみていきます。
日本の場合
日本のリサイクルショップは査定して買取りした後、店内で売りに出されることが基本の仕組みです。
中古ということもあり新品の値段とは程遠いものの、ある一定のクオリティがないと高値で売ることが難しいです。
また古着屋ではグラム単位で服の買収が行われていたり、ブランドやビンテージで価格が異なるなど、店によって大きく異なります。
そのため利用者が多くはないものの、昔ながらの服が好きや人や使った感によってこなれた着方を楽しみたい人にはうってつけです。
ニュージーランドの場合
ニュージーランドでは寄付型のリサイクルショップが多く、簡単にシステムを説明すると使わなくなったものがある人は店に寄付して他の人に使ってもらうという形です。
そのため、服や雑貨を売る場合はネット上でのやり取りがメインになり、リサイクルショップではお金が環境への配慮にうまく立ち回っています。
実際にリサイクルショップに訪れてみるとたくさんの人がものを探しに来たりと、ニュージーランドでは一般的に親しまれて利用されています。
もちろんのことですが、ヴィンテージの服などは量り売りにしていたりと古着専門店では日本と同様に買収の形で行われているため価格は高めで設定されているところもあります。
それでも基本的には寄付で成り立っていることもあり、価格はとても安く質の良いものはたくさんあるので欲しいものがあっても新品でなくても大丈夫な人に利用されていることが多いです。
リサイクルショップのここが楽しい!
ニュージーランドで暇があればリサイクルショップ(セカンドハンドショップ)に頻繁に訪れています。
基本的には色々な人が寄付していることから、前日と違う商品が並んでいるので目当てのない品探しのようで楽しいです。
一度リサイクルショップにハマると共感できるのではないかなと思う私の楽しい魅力を紹介します。
福袋みたいなワクワク感が楽しい
リサイクルショップて買いたいものの目当て(例えば服が欲しいやキッチン用具が欲しいなど)があるものの、新品のブランドの服を探すことと違って何が店に並べられているかわかりません。
そのため、宝探しのような福袋に何が入っているかわからないお楽しみの感覚で楽しむことができます。
色んな服を見ながら、自分の好みの服を見つけた時の嬉しさは元から決めて買う服より倍増しです。
何があるか分からないからこそ未知の発見があって、飽きることのないリサイクルショップ巡りが生まれます。
靴や装飾品、家具まで幅広く探せる
リサイクルショップに服を目当てに行っても、周りを見渡すと家具や電化製品、雑貨もたくさん並べられています。
ヤフオクといったオンライン上で中古品を探したことがある人はわかりますが、中古品で構わないので並以上の品質で安く買いたいと思って利用することがあります。
リサイクルショップでは実際に目で見て触って確かめてから買うことができるので、ブランド品や高価なカメラなどでない限りは意外と多くのものが探せるので色々と商品を見ながら楽しむことができるのです。
特に目的がなくても、「この商品も実は欲しかった!」なんてこともあるので、ふと訪れてみると楽しいかもしれません。
お気に入りの服を見つけた時に感動する
リサイクルショップや古着屋に訪れるときは、目当ての服はないもののお気に入りになるような服が見つかればいいなと大きく期待しない程度に行くことが多いです。
そのため、「あったらいいな」という気持ちの中でお気に入りの服を見つけることができると安く買えることもあり嬉しい気持ちが高まります。
特にニュージーランドでは自分のサイズが見つからないことから、自分にフィットする服を見つけた時はとても愛着が湧きます。
この感情のループが古着の魅力を感じさせてくれるひとつかもしれません。
服の状態と価格はしっかり確認する
どれくらいものが長持ちするかは重要かと思いますが、特に服においてはブランドや質で大きく値段が異なります。
そのため、ブランドの服がとても安く売られていても、長持ちさと元値と比べて妥当かどうか考えながら選びます。
新品の服を買う時とはまた違う目線があって、後で後悔しないようにしっかりと見極めることが大事です。
一度来店して終わりじゃない
ニュージーランドのセカンドハンドショップは日曜日が休みの場所が多く、店の前を通ると寄付する物が店の前にたくさん置かれているのを見かけます。
そのため、毎週同じ店に訪れても違う商品が並べられており、毎度違うショッピングができるのが魅力。
季節ごとや流行とは完全に異なって、特定の服のみが置かれていない古着屋やリサイクルショップは飽きずに散策できます。
欲しい服探しをするために、定期的にリサイクルショップに訪れることが趣味になるかもしれません。
ニュージーランドのおすすめリサイクルショップ
ニュージーランドにはフランチャイズのリサイクルショップやセカンドハンドショップがいくつかあります。
私がオススメしたい、よく利用するお店を4つ紹介します。
1.Salvation Army
Salvation Armyは完全寄付で成り立っているセカンドハンドショップです。
服や家具、調理器具など幅広く取り揃えられており、大きめのお店に訪れると店内を散策しがいがあります。
価格帯は妥当なものが多く、質の良いものだと少し高めになりますが、品揃えとしては1番いいかと思います。
2.RED CROSS
RED CROSSは価格が比較的安く設定されており、色んなジャンルの物が買いやすいお店です。
中古の服をさらに割引にしていたり、大きなお店だとベッドや棚など家具がしっかり揃えられているなど、幅広い人に利用されています。
持ち帰り用のカバンを忘れた場合には、お客さんが寄付したカバンや袋を他の人が自由に持ち帰りで再利用している場所もあり、とてもいい循環だと感動しました。
全体的に品揃えが多いので、よく訪れる機会が多いです。
3.St John
St Johnは特に服がメインに多く商品として並べられており、古着を探すには最適です。
服の品揃えがとてもよく、サイズごとに服が並べてられているため、目当ての服が探しやすいです。ショップの心遣いが感じられます。
値段も少し安い〜妥当な値段のものが揃えられているので、服を買いたい時にはオススメのリサイクルショップです。
4.Savemart
Savemartは服と身に着ける装飾品のみが売られているお店で、服が売られているリサイクルショップでは最大規模ではないかというくらい多く揃えられています。
そのため、古着を探したいという人には最適の場所です。
価格は比較的安く、質の高い服が多いので長く着たい服を探している人にはオススメの場所で、古着探しならぜひ一度訪れて欲しい場所です。
リサイクルショップ巡りをしてみよう!
リサイクルショップや古着屋は大したものがないと思いがちですが、環境保全を考えて使ってもらえる人に使ってもらうとお店に服や物を持ち込む人が増えてきました。
新しい服ももちろんいいのですが、古着でも質が良いものであれば安く買ってお得に服を手に入れることができるので、自分の好きなものを見つけたら一石二鳥ではないでしょうか。
事前に目当てを見つけて訪れる服屋と違って、何があるか分からないからこそ楽しめること間違いなしです。
もし古着やリサイクルショップに興味がある人は、ぜひお店に足を運んでみてください。