【おしゃれな美濃焼】窯元で3,000円以内で買える!かわいいお茶碗やお皿5選

この記事を読んでくれている方は、おそらく既に「美濃焼」が気になっていて、どんな器があるのか探している方であったり「美濃焼」を気になった方も多いのかなと思います。

私も美濃焼が大好きで、1年に数回、焼き物の即売会に行っています。

最近はおしゃれな器がとても増えて、ブティックやセレクトショップにも陳列されるようになりましたよね。

美濃焼の魅力はなんといっても、多種多様でオリジナリティあふれるラインナップ!!

目の覚めるような鮮やかなブルーもあれば、北欧風のパステルカラーに、昔ながらの渋い落ち着いた器もあります。

今回はそんな美濃焼の魅力に迫りつつ、3,000円以内で購入できる窯元の器もご紹介していきたいと思います。

渋くない!おしゃれでかわいい美濃焼の魅力

美濃焼と言ってもその範囲は幅広く「これが美濃焼の柄」「この色が美濃焼の良さ」といった定義がありません。まずは簡単に、「美濃焼とは何か」についてお話させてください。

【美濃焼の魅力】特徴がなく進化し続ける伝統工芸

美濃焼とは、岐阜県の東部一帯(東濃地方)で作られている陶磁器の総称です。いくつか有名な生産地がありますが、その中でも土岐市が一番有名ですね。

冒頭にもお伝えしたように、美濃焼には特徴がありません。

特徴がない、というと「伝統工芸品としてデメリットなのでは?」と思うかもしれませんが、美濃焼にとってはそれが一番の特徴となりました。

「これが美濃焼」という定義がないため、作家たちは自由な発想でオリジナリティあふれる作品を創ることができたのです。

それが今日、若者にも指示されるモダンでオシャレな器をも生み出しています。

美濃焼には特徴がない
出典:TOKIMINOYAKI

【30秒で読める】美濃焼の歴史をサクッとご紹介

美濃焼の始まりは平安時代。豊臣秀吉の桃山時代に「灰志野」「志野」「織部」など、今でも有名な美濃焼の種類を増やしながら、ずっと自由に創られ続けました。(古くから伝わる美濃焼の種類はもっと細かくあるのですが、ここでは割愛しますね)

そして現代。美濃焼は、日本に流通する陶磁器の60%を占めるほど、その確固たる地位を確立しました。

みなさんも知らないうちに美濃焼を手にして、日常生活で一度は使ったことがあるはずです。

コレが美濃焼?インスタ映えする窯元一覧

さて、細かいことは終わらせて、さっそく本題の「おしゃれな美濃焼」をご紹介させて頂きたいと思います。

紹介したい窯元はたくさんあるのですが、今回はここ数年で、特に若い方に人気がある窯元3つをオススメします。

オンラインで購入できるところもあるので、ぜひチェックしてみてください。

miyama.(深山)

深山食器店のプレート
出典:深山食器店

miyamaは1977年創業の窯元です。「株式会社深山」で会社を設立しており、本社は岐阜県瑞浪市。創業以来、高品質なものづくりを目指して開発やデザインを行ってきました。

あのグッドデザイン賞を5回も受賞するなど、スタイリッシュなデザインの器が多い印象です。

深山食器店株式会社深山など、公式HPからオンラインで器を購入することもできます。

SAKUZAN(作山)

sakuzanの色鮮やかな器
出典:SAKUZAN

驚くような鮮やかな発色の器をたくさん作っている窯元です。北欧風のパステルカラーのラインナップも豊富で、和食器というよりは洋食器に近いものが多くあります。

作山窯は一般客でも器を気軽に購入できるギャラリーを構えています。私も一度足を運んだことがあるのですが、もう、パラダイスです。とにかくかわいい!

気軽に日常使いできる器がたくさんあり、お値段も手頃なのでぜひ一度足を運んで欲しいなと思います。

作山窯ギャラリー
出典:作山窯ギャラリー

山功高木製陶

出典:山功高木製陶

1929年創業、岐阜県土岐市にある古い窯元です。たまに中津川市の「ヤマコー」さんと間違われる方がいるのですが、全くの別会社なのでご注意ください。

ポップで大胆な柄を入れた器が多く、美濃焼の展示会でもひときわ目を引く窯元ですね。昔から筆で柄をほどこす「加飾(かしょく)」に特化し、その技術を後世に伝え続けています。

出典:TOKI MINOYAKI

残念ながら一般客には公式オンラインで販売をしていないのですが、大規模な焼き物展示会や、即売会には頻繁に出展されています。気になる方はお近くの展示会などをチェックしてみてくださいね。

山功高木製陶さんの代表的な器が一覧で見られるサイトはこちら→美濃焼WEB見本市 ※直接購入はできません

【ひとつで映える】3,000円以内で買えるおしゃれな器たち

次に、オススメしたい器をご紹介します。すべてひとつ3,000円以内で買えるものばかりです。

各窯元の特徴がより濃く感じられるお皿やプレート、茶碗などを集めてみました。

stripeシリーズ
出典:SAKUZAN

マグカップにも、ちょっとしたおかずの小皿にもなる小さな器です。このターコイズブルー、素晴らしいですよね。カラーバリエーションは、5種類、ターコイズ、インディゴ、マリン、ホワイト、グレーがあります。全種類揃えたい・・・!

ひとつあるだけで画面が締まるターコイズブルー
ひとつあるだけで画面が締まるターコイズブルー(我が家の宅飲みより)
FLOW plate
出典:SAKUZAN

取り分け用のお皿にちょうどいいサイズ感のプレートです。見た目もほど重量がなく、薄くて軽い。こんなお皿でちらし寿司を盛ったら、写真映えすること間違いなしです(笑)

isola palette plate
出典:深山食器店

写真右側の小さなSサイズから、Lサイズまで展開している人気のパレットです。サイズによってモーニングプレートにもなれば、取皿や醤油入れなどの小皿がわりにも使用できます。

深いグリーンやブラウン、薄いピンクなどカラバリがあり、さらにマット加工した限定色なんてのもあって、目移り必至の商品です。

日染(ひぞめ)うつしカップ 紺釉
出典:深山食器店

こちらも非常にmiyamaっぽいマグカップ。スマートでかっこいいんですよね。

この「日染」シリーズは、ツルンとした艷やかな光沢が特徴的で、触るとなめらかで優しいタッチになっています。表面が鏡のようにツヤツヤしているので、まわりに置いているものも映り込むほどです。

cavea(カーベア) ペア飯碗M
出典:深山食器店

スマートでおしゃれなカップルに贈りたいペアのお茶碗です。意外と、白と黒のペア茶碗って見ないですよね。青と赤だったり、緑と黄色といった組み合わせが多い中、この白と黒のペアは非常に目を引きます。

【余談】美濃焼のお手入れって面倒くさくないの?

日常生活に溶け込んでいる美濃焼ですが、れっきとした工芸品ともなると、「扱いが面倒くさいんじゃ?」「お手入れ大変じゃない?」といった疑問が出てきますよね。

正直、お皿洗いは私も食洗機に頼りっきりなので、この点が非常に気になっていました。

実際にSAKUZANギャラリーのスタッフさんに聞いたお話をもとに、少しご紹介させていただきます。

食洗機OKの美濃焼もある

まず驚いたのが「モノによっては食洗機を使ってもOK」というお話でした。

食洗機を使うことで、小さな傷がはいったり、発色が薄くなったり・・・ということはあるらしいのですが、よっぽどのことが無い限り割れることはないとのことです。ギャラリーで働いているスタッフさんも、食洗機使ってるそうです!

食洗機を半年使ったSAKUZANのお皿
食洗機を半年使ったSAKUZANのお皿

このStripe Plate の写真は、私が自宅で使用しているものです。スタッフさんの話を聞いて、思い切って食洗機を使ってみましたがなんとも無く、その後半年、ずっと食洗機で洗っていますがビクともしません。

薄いものや繊細なもの、柄の細かいものなどは、オススメしないとのこと。また「食洗機が絶対大丈夫」なわけでもないので、手洗いにこしたことはないそうです(そりゃそうだ!)

丈夫で使いやすいので日常使いに便利

「食洗器で大丈夫」と言われたぐらい、美濃焼には丈夫なものが多いです。私も日常的に美濃焼のお皿をいくつか使っていますが、今まで「割れやすい」「欠ける」などの不安を感じたことはありません。

高価な器だと丁寧に扱わなければ・・・と思って、結局飾っておくことのほうが多くなりがちですが、今回ご紹介したお皿や茶碗などは、むしろ日常でガシガシと使っていただきたいなと思います。

まとめ

おしゃれな美濃焼について、いくつかご紹介させていただきました。冒頭にもお伝えしたように、美濃焼は特徴がなく、自由な発想で日々あたらしいデザインの器が作られています。

器の展示会や、即売会に行けば実際に手に取って確認することができるので、もしお近くで開催されていたら、ぜひ足を運んでほしいなと思います。

この記事を書いた人

ぐっさん

30代後半のアラフォー酒豪女子。好きなものは酒と焼肉とわんこ。
バイクで1人キャンプをするのが目下の目標。
YouTubeで「ぐっさんのアラフォーお悩みちゃんねる」を運営中。