フルーツが大好きな人にとって、旬のフルーツを食べると甘くてジューシーな食感がたまらないですよね。
好きなフルーツの旬が終わると寂しい気持ちがあるものの、次の旬のフルーツが楽しめるのは四季があってこその楽しみだと思います。
しかし、自分の好きなフルーツの旬が終わった後に、どうしてもそのフルーツが食べたい瞬間ってありませんか?
そんな時に試してほしいのが「ドライフルーツ」です。
ドライフルーツといえば定番のマンゴーやレモンをイメージすると思いますが、今回は「こんなものまで!?」という意外なドライフルーツを中心に紹介していきます。
ドライフルーツは生よりも栄養満点!
ドライフルーツはフレッシュなフルーツより体にいいと言われています。
その理由として、ドライフルーツはフルーツを乾燥させて水分が抜けていく段階に、皮や種に含まれる栄養素が凝縮されていくからです。
なんと、食物繊維やカリウムは本来のフルーツよりドライフルーツに多く含まれているため、フルーツより手軽に栄養補給をすることができます。
また食感もフルーツよりも固く、少しの量でも食べ応えがありお腹を満たしてくれるため、ダイエットにも適しているのは嬉しい情報ではないでしょうか。
注意点
シンプルに乾燥させたドライフルーツに砂糖でコーティングしたドライフルーツがありますが、砂糖ありのものは体のことを考えると摂取しすぎないようにしなければなりません。
ドライフルーツのおすすめ4選
ドライフルーツはコンビニでも売られており、手頃なおやつとして簡単に手に入れることができます。
定番のマンゴーやレモン以外のドライフルーツでも、日本人好みでハマること間違いなしのドライフルーツはたくさんあります。
その中でも私がオススメしたいドライフルーツを4つ紹介していきます。
生とは大違い!?嫌いな人も試してほしい「ドライバナナ」
ドライバナナは本来のバナナと違って甘みの中に少し香ばしさを感じ、干し芋や乾燥さつまいもに近い味です。
ドライバナナの食感は固く、噛み進めても本来のバナナの食感に戻ることはないので、バナナの柔らかい食感が苦手な人でもドライバナナなら食べらるかもしれません。
生のバナナは熟成の違いによって固いバナナと柔らかいバナナがあり、固いバナナが好きな人はドライバナナにしても比較的に味が似ているのでオススメです。
私自身、柔らかいバナナの食感と強い甘みが苦手だったのですが、ドライバナナは好きなドライフルーツの上位に入っています。
個人的には生とドライのフルーツで一番風味が変わるドライフルーツではないかと思います。
甘酸っぱさがクセになる「ドライパイナップル」
ドライパイナップルは噛み進めていくと、甘酸っぱい味が口の中に広がります。
ほとんどが水分でできていることもあり、乾燥させると結構噛みごたえのあるフルーツに変わります。
基本的にドライパイナップルの多くが薄くきられていることもあり、ドライフルーツの中でも口が疲れにくく食べやすいです。
イメージとしては食感が違うものの、スルメイカのように噛むたびに甘酸っぱい味が口の中に広がって、長い間パイナップルを楽しむことができます。
パイナップルは夏のみしか手に入らず価格も少し高いですが、ドライパイナップルであれば1年中、生のパイナップルをそのまま食べているかのような味を楽しめるドライフルーツです。
ジューシー×プチプチ食感が楽しい「ドライいちじく」
いちじくは日本でも食べる機会が少ないフルーツの一種で、どちらかというと日本の田舎の方でよく見かける、もしくは価格が高いことが多いです。
生のよく熟れたいちじくはとても甘く、柔らかくジューシーな果肉部分と小さな種のぶちぶち感を楽しむことができます。
一方で、ドライいちじくは少し硬めの干し柿のようで外側は噛みごたえがありながらも、果肉部分は糖分がギュッと詰まっているのでねっとり感が残ります。
それと同時に種の食感が生の時より強く感じるため、ドライいちじくを食べた後はかなりお腹を満たしてくれます。
マイナーなドライフルーツですが、果実本来の甘みを存分に楽しみたい人はドライいちじくがオススメです。
疲れたときの糖分補給におすすめ「ドライアプリコット」
アプリコット(あんず)は桃に近いフルーツで、完熟したアプリコットを口の中に入れると甘い果汁が広がり、乾いた喉を満たしてくれます。
海外ではスーパーの野菜売り場に並べられているのをよく見かけますが、日本ではジャムとして売られていることが多いです。
ドライアプリコットはどちらかというと食感はそこまで固くなく、イメージとして琥珀糖(砂糖と寒天で作られる和菓子)に近く、さっくりとしてます。
アプリコット自体が甘いため、ドライアプリコットも甘みが強く、疲れた時の糖分補給に最適です。
勉強疲れや仕事疲れの合間に手軽にとれる糖分として、ドライアプリコットがオススメです。
ドライフルーツは食べ方によって美味しさがUP!
ドライフルーツをそのまま食べてももちろん美味しいのですが、お菓子や料理に使うとさらにドライフルーツの旨みが増えたり、料理に旨みが行き渡る食べ方があります。
「ドライフルーツは好きだけれど、単体で食べるには飽きがくる」とお悩みの方は違う食べ方をしてみるといいかもしれません。
ドライフルーツとナッツの相性が抜群「グラノーラ」
グラノーラはオーツ麦や、ナッツ、ドライフルーツなどが組み合わさったもので、朝食の定番の食べ物として親しまれています。
アーモンドやウォルナッツなどから感じるナッツ独特の香ばしさと、ドライフルーツの甘さが絶妙にマッチするのです。
「ナッツとドライフルーツを別々に買って一緒に食べればいいのでは?」と考えてしまいそうですが、グラノーラは栄養価も高く、ドライフルーツとの相性が抜群。また、グラノーラを作る時にハチミツやメープルシロップを絡めてオーブンで焼くのですが、その甘さもグラノーラの美味しさを高めています。
ドライフルーツから感じるフルーツ独自の甘みが、口の中でナッツの香ばしさと同時に楽しめます。また色々な食感を楽しめるのもグラノーラの良いところ。
ドライフルーツの甘みだけでなく、香ばしさとの組み合わせを楽しみたい人にはオススメの食べ方です。
薬膳として食べられている「スープ」
スペアリブとドライフルーツのシチュー。トマトベースでサラッと煮込んで、ドライいちじく、プルーン、干しぶどうを入れました。柔らかくなったフルーツを崩して肉と一緒に食べます。クローブとシナモンをほんの少し、それに黒胡椒をたっぷりと。重め甘めの味わいです。#スープ365 #赤ワインだね pic.twitter.com/QyV606gNWe
— 有賀 薫 (@kaorun6) September 23, 2020
「スープにドライフルーツを使う機会があるの?」と思ってしまいますが、実は薬膳ではたくさんのドライフルーツが使われているのです。
例えば、ドライいちじくは咳止め効果が含まれていたり、クコの実には美容効果や生活習慣病を防ぐ効果であったり、デーツにはお通じをよくしたりと体に嬉しい効果がたんさんあります。
薬膳スープの中でも、ドライフルーツと鶏肉の骨とともに炊いたスープは、すべての旨みがスープに染み込み体の芯から温めてくれます。
具材のドライフルーツを食べた時は本来の甘みが無いものの、旨味たっぷりのスープが果肉部分に染み込んでいるので、ドライフルーツを噛んだ瞬間に口の中に弾けるのがたまりません。
フルーティーな香りが楽しい「紅茶」
紅茶の専門店に行くと生のフルーツティーを提供するのを見かけますが、ドライフルーツを使った紅茶も実はたくさんあります。
乾燥させたハイビスカスやいちごを使ったストロベリーティーやブラックティーの茶葉とともにマンゴーの旨味を浸透させたマンゴーティーなど、カフェインありのものからカフェインフリーの紅茶まで様々なものが楽しめます。
味がとてもシンプルで甘みが少ないものも多いので、甘みが強めの紅茶が欲しいときはハチミツを加えることで自然な甘みが楽しめるのでオススメです。
また、ドライフルーツに水分が染み渡り、柔らかくなるため、ドライフルーツを食べながら紅茶を飲むのもひとつの楽しみ方かと思います。
普段の持ち歩きにドライフルーツはいかが?
ドライフルーツは果汁が飛ぶこともなく潰れる心配もないので、普段の持ち歩きにも便利な食べ物ではないでしょうか。
ちょっと小腹が空いたときにお菓子からドライフルーツに変えるだけでも、ビタミン摂取の手助けになるのでカバンの中に常備しておくのにオススメです。
また、なかなか生のフルーツで食べる機会がないものでも、ドライフルーツであれば身近で安く売られているため、手軽にゲットすることができます。
今回紹介したドライフルーツの中でもし試したことがないものがあれば、この機会に試してみてくださいね!