コーヒーの知識はマンガで学べ!バリスタが選んだコーヒー漫画5選

「コーヒーは苦い大人の飲み物だ」
「産地の違いを聞いても何が違うのか正直わからない」

スターバックスでのシングルオリジンの試飲提供や、手腕のバリスタが淹れるコーヒーは美味しいけど何がどう違うのかわからないなんて人はいませんか?

海外スタイルのカフェが増えていく中で、いつの間にかカフェでコーヒーを頼むときに知らない言葉がたくさん連ねられている、なんて思っている方もいるかと思います。

「コーヒーにハマってきたからこそ、自分好みのコーヒーをもっと知りたい」「実際のところコーヒーって焙煎後の豆しか知らないけどコーヒーって何なのか知りたい!」

しかし実際に知りたいことを勉強しようとしても、学校で習ったみたいに文字で読んでも話を聞いて、いまいちしっくりこなかったり集中が切れたりしてよくわからないかもしれません。でも不思議と漫画を読んでいるときは集中していつの間にか時間が過ぎていたという経験は誰もが体験しているはずです。

そこで今回は、コーヒーについて知りたい方が理解できてスッキリする漫画を紹介します!

コーヒーの勉強と漫画は最強の組み合わせ

コーヒーと本
コーヒーと本

コーヒーができるまでにはたくさんの人が関わっていて、数多くの過程が合わさっています。バリスタの方なら共感できるくらい、最初はコーヒーの知識をつけるのは大変でした。

でもそれは言葉のイメージと自分の頭のイメージが合わさらないと、自分の中でパズルがピッタリとはまらないから難しいと感じます。だからこそ、漫画で学ぶことでイラストと言葉の意味が頭の中でイメージが膨らんで整理でき、理解が深まります。

主にコーヒーについて知る際に、どのような土地で育ち、豆のプロセスや焙煎方法など長い過程と物語があります。小学生が日本の歴史を漫画で学ぶように、複雑なコーヒーの物語を知るには漫画が最適です
また、ただコーヒーの知識を学ぶ漫画でなく、ストーリーになっているからこそ思わず続きを読み続け、何度も読み直すことで自然と知識がついていきます。

コーヒー愛好者に共感!?オススメしたいコーヒー漫画5選

コーヒー×イラスト
コーヒー×イラスト

ではコーヒーを知るためにコーヒー初心者から更に知識を深めたい方まで、幅広い方に楽しんで読んでいただける漫画とは何でしょうか。私が読んだ中でおすすめの漫画を5つ紹介します!

バリスタ

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エスプレッソの本場であるイタリアのローマで5年間修行したバリスタが、日本に出店するイタリア式のカフェにスカウトされて見習いとして働き始めるお話です。イタリアならではのバールの在り方や、バリスタとして働くのにどういう心構えが必要かがとても分かります。

また、コーヒー豆の味や特徴、そしてコーヒーを使ったカクテルまでイタリア目線でのコーヒーについて楽しめます。主にバリスタ目線がメインですが、コーヒーの奥深さに感動です。

コーヒーとボク

コーヒーとボクは実際のお話で、LIGHT UP COFFEEのオーナーバリスタである相原さんがLIGHT UP COFFEEを創業するまでのストーリーです。何も変わりないただのコーヒーという飲み物が、視点を変えていくだけで色んなものが見えていきます。リアルなストーリーだけあって、初めて美味しいコーヒーを体験した人にはとても入り込んでしまうかもしれません。

スペシャリティコーヒーも浅煎りのコーヒーも馴染みのなかった日本だからこそ、今人気の浅煎りのコーヒーにまつわるストーリーに惹かれます。これを読んだら、絶対にLIGHT UP COFFEEに足を運びたくなること間違いないです!

珈琲いかがでしょう

コーヒーなんて苦いだけの飲み物で、どれも一緒だと思っている人が多いかもしれません。しかし、それぞれの好みに合わせたブレンドで作るコーヒーは、一杯一杯丁寧でとても心に沁みます。

1話完結のお話で、コーヒートラックで淹れるコーヒーがたくさんの人の心を変えるお話です。コーヒーの細かい知識は少ないものの、それぞれの好みに合わせた淹れ方とコーヒーの楽しみ方が書かれているので、なるほどと思えるストーリーです!

さち

色々な珈琲のアレンジレシピが出てきます。 オムニバス形式のストーリーで、その時その時の登場人物の状況にそっと寄り添うような珈琲レシピ、、、自分でも作って飲みたくなります!

引用元:アル-珈琲いかがでしょうの好きなところ

キシダンディ

凪のお暇の作者の前作。主人公の珈琲屋を中心としながら様々な人間模様を綴っていくオムニバス形式。とても、人々の生活を切り取った、小説のようなストーリーです。出てくる人たちがみんな幸せになっていく様は、とても心が暖かくなる。そして珈琲が飲みたくなる笑 おすすめです!

引用元:アル-珈琲いかがでしょうの好きなところ

ボクはコーヒーがのめない

タイトルから「えっ!」と変に感じるかもしれませんが、主人公は「まずいコーヒーが飲めない」だけで、美味しいコーヒーが大好きでコーヒーの知識に優れています。現代のスタイルでもあるサードウェーブのスペシャリティコーヒーについて、一から全部学ぶことができる優れたストーリーです。

ハワイのコナと日本でも有名なカフェ、ブルーボトルで使われるブルーマウンテンを中心にストーリーが語られています。難しいコーヒーのお話を米やワインに例えて説明してくれるなど、これ一冊あればほとんどのコーヒーの知識がつけられるのではないかと思うくらい完璧な一冊です

夜の珈琲

コーヒーのメニューは1つだけで、500円で一人ひとりのお客様にあったコーヒーを提供するお話です。各々の飲みたいコーヒーに合わせた焙煎度とコーヒー豆の組み合わせであったり、1話完結のお話で毎度違った1杯のコーヒーが楽しめます。

普通に頼んだコーヒーが、一体どんな好みに合わせたコーヒーが出てくるのか楽しみです。私自身も、こういったコーヒーが合うんだと納得しながら読んでいます。

コーヒー漫画をおすすめしたい人!

コーヒー
コーヒー

いつもの缶コーヒーで堪能していた方が、ふと立ち寄ったカフェで飲んだ一杯のコーヒーに感動した方はいませんか?

同じ境遇に出会った物語は思わず共感を呼び、漫画のストーリーを楽しめるだけでなくコーヒーの知識をつけられるのは一石二鳥でもあります。また、コーヒーはたくさんの知識があると楽しめる幅が増えたり未知の世界を知ることができます

コーヒーってそもそも何って人や、もっとコーヒーをたくさん知りたいと思っているコーヒー初心者から、普段バリスタとして働いている人まで幅広く楽しめるはずです。少しでもコーヒーに興味がある人は立ち読みで読んでみてみてはいかがでしょうか?

いつもの時間をより濃厚な時間に変えませんか?

普段飲むコーヒーにはたくさんの物語が詰まっています。ただコーヒーとして飲むのではなく、たくさんの背景を知ることで、自分のコーヒーの目線を広げてみませんか?

そこまでたくさんの知識をつけなくても、一つの感動体験が新たな自分の趣味になったりと自分の中で新たな世界が見えてきます。もし「コーヒーを知りたいけれど、ガッツリと本で読むのはちょっと…」と思っている人は漫画から読んでみませんか?

この記事を書いた人

かわもん

ニュージーランド在住のバリスタライター。
コーヒーと山と自然が生活の基盤です。