”マヨネーズ”と聞いたらどんなことをイメージしますか?
私はサンドイッチや揚げ物など様々なものに使える万能ソースで、多くの人から愛される代物だと思っています。
しかし、マヨネーズに負けないのではないかと思うくらい美味しいソース”アイオリソース”を聞いたことがありますか?
日本ではマヨネーズが一般的なのと同じように、海外ではアイオリソースが万能ソースとして日常的に親しまれているのです。
日本のマヨネーズが簡単に手に入らないニュージーランドの生活では、アイオリソースがマヨネーズの代わりといくらい頻繁に使っています。
アイオリソースは一度使ったらやみつきになり、見つけたら一度試してほしいと思うくらいにオススメです。
ではアイオリソースとは一体どんなものなのか、それを以下に紹介します。
アイオリってどんなソース??
アイオリはニンニクと油を指す言葉で、南フランス発祥のソースと言われています。
アイオリは見た目がタルタルソースとマヨネーズの中間で、ニンニクによる固形の舌触りがマヨネーズの中にあるイメージです。
主に海外ではディップソースとして使われることが多く、揚げ物を頼んだ際にはよく料理と一緒にでてきます。
アイオリが一体どんな材料でできて、どんな味なのかみていきます。
アイオリの材料はとてもシンプル!
アイオリの材料はとてもシンプルで、以下の材料から作られます。
- 卵
- 塩
- オリーブオイル
- ニンニク
- マスタード
作り方によってはマスタードを使わない方法もありますが、マヨネーズと違うのは酢の代わりにニンニクが使われていることです。
作り方もマヨネーズと変わらず、材料を混ぜることで卵を乳化させてソースができます。
材料だけ見ると、パスタの材料にしたら美味しそうな材料ですよね。
気になるアイオリの味は?
気になる味は酸味の代わりにニンニク風味を足したマヨネーズです。
日本人にとってはあまり馴染みがないですが、生のニンニクを使うので後味にニンニクの香りがしっかりとしてます。
しかし、ニンニクの味はそこまで強くなく、口の中に風味が広がるというイメージです。ニンニクの強い香りが苦手な人でも全然食べられます。
酸味がない分オイル感を感じやすくなりますが、特定の材料の味が主張することなく、一緒に食べる食べ物の味をさらに高めてくれます。
タルタルソースが好きならハマること間違いなし!?
タルタルソースが好きな意見として、マヨネーズの味に卵やピクルスを足したことによる食感が理由のひとつです。
アイオリも同じで、マヨネーズのようにさらっとしたソースでなく、ニンニクやマスタードによるつぶつぶの食感が魅力的です。
酸味がないものの、タルタルソースが好きな人はアイオリソースにハマること間違いありません。
マヨネーズより卵の風味があり、他の食べ物につけるソースとしてはアイオリは抜群の組み合わせなのです。
アリオリの美味しい食べ方!
マヨネーズやタルタルソースに近いアリオリはどのように食べるのが美味しいのか気になりますよね?
そんなシンプルに楽しめるの?という食べ方から定番の食べ方まで紹介します。
付けて風味を足すサンドイッチのソース
アイオリはサンドイッチのフレーバーを引き立ててくれるソースです。
例えば、ハムチーズサンドイッチのソースに使っていたマヨネーズからアイオリに変えてみると、卵とニンニクの風味の組み合わせで大人の味になります。
ニンニクの香りが口に広がるだけで、思わずまた次から次へと食べたくなる衝動に駆られます。
もちろんトマトソースとの組み合わせでサンドイッチを食べるのも最高ですし、海外ではサンドイッチにバターやマスタードだけとシンプルなものが多いので、アイオリが一緒に添えられるものが多いです。
合わないわけがない揚げ物!
サクサクの揚げ物につけるアイオリは、さらに食欲を増す究極の組み合わせです。
アイオリ自体が「ニンニクと油」の組み合わせなのに、更に油ものを足すのかと思うかもしれませんが、白味魚のタルタルソースをイメージしてもらうと合わないわけがありません。
フライドポテトやチキン、揚げ春巻きなど、基本的にはどんなものにでも相性がいい万能ソースとも言えます。
ニュージーランドではフィッシュ&チップスの組み合わせで食べるのが定番中の定番で、むしろないと少し物足りないと感じてしまうほどです。
やめられない止まらない生野菜のディップソース
野菜スティックにマヨネーズが定番の食べ方であるように、アイオリのニンニク風味と食べる野菜はビールのお供にたまらない一品です。
酸味で後味スッキリさせてくれるマヨネーズと違って、アイオリのニンニク風味が野菜の旨みを引き出してくれます。
アイオリも野菜もどの材料も加熱していないので、それぞれの本来の食材の旨味が口の中にひろがる美味しさが楽しめます。
マヨネーズにつけて食べる人はいつもと少し違う味で試してみるのはいかがでしょうか。
焼き魚から生魚まで魚介とも抜群の相性
上記に紹介した白味フライだけでなく、焼き魚や生の魚とも相性が実はとてもいいのです。
例えばフライパンでバターと炒めた魚にアイオリソースをつけて食べると、少し違ったガーリックバターの魚が楽しめたり、カルパッチョのマヨネーズの代わりに使うと更に大人の味に大変身します。
魚にマヨネーズやタルタルソースだけだとバリエーションが少なく感じますが、アイオリはニンニク風味のおかげでたくさんの魚の調理方法とマッチする万能ソースです。
私がオススメするアイオリソースの食べ方ベスト3
ニュージーランドで過ごすようになってからマヨネーズを使う機会はほとんどなく、アイオリソースは日常的なソースのひとつで使う頻度がよくあります。
その理由として、海外のマヨネーズは酸味と旨味があまりないため、日本のものより物足りなさを感じて海外製のものは買わないからです。
日本のマヨネーズを手に入れることはできるものの、やはり値段は高いので味は異な理ますが、比較的安いアイオリで代用してます。
アイオリを使う私がオススメしたい食べ方をここからは3つ紹介します。
1位 ジャガイモ×アイオリソース+ケチャップ
フライドポテトやグリルしたジャガイモとアイオリの組み合わせはとても抜群です。
ジャガイモにニンニクのフレーバーが加わることで香ばしい味が口の中に広がって、更にもう一口食べたい衝動に駆られます。
またケチャップとアイオリを混ぜたオーロラソースにすることで、甘みと香ばしさが相重なってよりソースに濃厚さが増します。
一度フライドポテトとアイオリのオーロラソースを試したら、すぐに恋しくなること間違いなしです。
2位 パン×アイオリソース
サクサクにトーストしたパンにアイオリをつけて食べるシンプルな食べ方ですが、これがまた美味しさの塊なのです。
アイオリとガーリックバターを比べた場合、バターの代わりにオリーブオイルが使われているので口全体に濃厚さは少ないものの、ガーリックトーストに似た味になります。
アイオリ自体がしっかりとした味なのでパンとの相性がよく、サンドイッチの具材のひとつとして使うだけでなく、シンプルにパンと食べるのも本来の味を楽しめる食べ方です。
3位 白身フライ×アイオリソース
これは説明がなくても、絶対に美味しいと分かる白味フライとアイオリの組み合わせです。
ニンニクと揚げ物の組み合わせは最高で、白身魚のようなさっぱりとした味には最適のソースです。
タルタルの酸味と揚げ物の組み合わせは美味しいことに加えて、胃もたれを防いでくれるので好きな食べ方ですが、アイオリはその食欲を増して美味しさを倍増してくれます。
全体的に油感が多くなってしまうためたくさんは食べられませんが、なかなかやめられない食べ方の組み合わせです。
アイオリはどこで手に入る?
「こんな美味しいソースがあるのであれば試してみたい!」
と思う人もいるかと思いますが、日本ではまだまだ見かけない、見たことがない人が大半ではないでしょうか。
「アイオリを試してみたい」という人がどうやって手に入れることができるのかをみていきます。
オンラインやスーパーで買う
海外のスーパーでは当たり前のようにマヨネーズとともに陳列されていますが、今のところ日本ではスーパーでは基本的に取り扱っていないため買うことができません。
スーパーで買うという選択肢は、西洋圏に住んでいる人のみの選択肢となります。
日本だとオンラインで販売されているので、実際に買ってみたいという人はオンラインが一番手っ取り早い方法です。
明確にはわかりませんが、個人のお店であれば日本でも取り扱って売られている可能性があるので、レストランの料理で出てきた際には聞いてみるのも一つかもしれません。
意外と簡単な手作り
上記にアイオリの材料を紹介した通り、いたってシンプルな材料が使われているため家で作ることも可能です。
特に加熱する必要もなく、分量通りに材料を集めて混ぜるだけなので簡単に作れます。
すぐに試してみたいけれどすぐにアイオリを手に入れる方法がない人は、一度自分で手作りしてみてはいかがでしょうか。
海外で定番のアイオリソースを試してみよう!
海外で定番のソースであるアイオリを紹介しました。
最初はニンニク風味が強いだけのソースと思っていましたが、食べ進めていくうちにいつの間にかニンニク風味がないと物足りないようになりました。
マヨネーズが食べたいけれど海外のものは美味しくなく、味が近いものを選んだことが始まりでしたが、今となっては出会えてよかったと思っています。
タルタルソースが好きな人やニンニクが好きな人は、アイオリを気に入ること間違いなしです。
この記事を読んだことをきっかけに、一度アイオリを試してみてはいかがでしょうか?