こんにちは!前回のアベンジャーズ記事をたくさんの方に読んでいただき嬉しい限りです。
順番通りにいくと2作目の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を書く予定でしたが、飛ばして3作目の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」について書きます。
なんで飛ばしたと言いますと。前回の記事でも書いたように私はアベンジャーズだけじゃなくてMCUを是非とも時系列で見てほしいんですね。
で、インフィニティ・ウォーはMCUを時系列で観ないと「ん?」というわからないポイントがそこら中にあるんです!なので今回は「インフィニティ・ウォー」を紹介しつつ、時系列で観た方が良い理由を解説したいと思います。
私の偏ったアベンジャーズ愛が満載ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
本題に入る前にちょっと前置き
実は、私も一番最初にアベンジャーズ4作品を観たとき、他のMCUの作品はアイアンマンしか観たことがなかったんです。なのでインフィニティ・ウォーを観たときは「え!?どういうこと!?」とわからないことだらけだったんですね。
正直言うとインフィニティ・ウォーを観るなら絶対、絶対に他のMCU作品を観てほしい!じゃないとインフィニティ・ウォーの面白さが半減どころかダダ下がり間違いないです。
このことを頭の片隅においてさっそくインフィニティ・ウォーについて語りたいと思います。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のあらすじ
地球に向かうアスガルドの船をサノスが襲撃。かろうじてハルクはヘイムダルによって地球に逃げられたが、ソーたちは壊滅、ロキは殺されスペース・ストーンが奪われてしまう。
ニューヨークに墜落したブルース・バナー(ハルク)は、スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)にサノスの計画を伝え、トニー・スターク(アイアンマン)に協力を求める。そこへサノスの配下がストレンジの持つタイム・ストーンを狙い襲撃。危機を察知したピーター・パーカー(スパイダーマン)が加勢。しかし、ストレンジが敵船に拉致され、宇宙へと飛び立つ。トニーとピーターがそれを追い、バナーはスティーブへ連絡する。
一方、宇宙を漂っていたソーを救出したガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、サノスの目的を聞き阻止しようと動く。ロケット、ソー、グルートはムジョルニアを求めて惑星ニダベリアへ、他の4人はリアリティ・ストーンのある惑星ノーウェアへ向かう。
2人で生活していたヴィジョンとその恋人ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)だったが、ヴィジョンの頭部にあるマインド・ストーンを狙ったサノスの部下に襲われ追いつめられる。そこにスティーブ、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)、サム・ウィルソン(ファルコン)の3人が現われ、ピンチを逃れる。その後、アベンジャーズ本部へ移動し、マインド・ストーンを摘出するためワカンダ王国へ向かう。
クイルたちはノーウェアに辿り着くが、サノスはすでにリアリティ・ストーンを手に入れていた。ガモーラを拉致したサノスは、捕らえていたネビュラを拷問。ソウル・ストーンのありかを聞き出し、ガモーラを連れ惑星ヴォーミアへと向かう。しかし、ソウル・ストーン入手の条件は愛する者の魂と引き換えであることがわかり、サノスは愛娘ガモーラを谷底に落とし、ソウル・ストーンを手に入れる。
ソーたちは惑星ニダベリアに辿り着いたが、ニダベリアはサノスによって壊滅させられていた。唯一生き残った職人エイトリと協力し、ソーはムジョルニアを超える武器ストームブレイカーを手に入れる。
トニーとピーターは敵を倒しストレンジを無事救出。トニーたちはそのままタイタンに向かう。タイタンで遭遇したクイル達とサノスを待ち伏せして奇襲することに。そこで1400万605通りの未来を見たストレンジは自分たちが勝てるものが1つだけあると語る。やがてサノスが到着し戦いが始まる。激戦の末、サノスの動きを止めることに成功しインフィニティ・ガントレットを外そうとするも、状況が逆転。サノスに追い詰められストレンジはタイム・ストーンを渡してしまう。
地球のワカンダでは、国王ティ・チャラ(ブラック・パンサー)の妹シュリがヴィジョンからマインド・ストーンの外すため手術を開始。そこにサノスの軍勢が襲来。スティーブたちが戦う中、ソーもストームブレイカーと共に登場。アベンジャーズの勝利かと思いきやサノスが現れ次々と返り討ちに。ヴィジョンからマインド・ストーンを奪い、全てのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスは、指を鳴らして力を発動。そしてそのままワープして消えてしまった。全宇宙の半分の命が消え、生き残った者たちがただ呆然と立ち尽くすのであった。
登場人物を紹介
アベンジャーズ
- トニー・スターク/アイアンマン
- ソー
- スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ
- ブルース・バナー/ハルク
- ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ
- ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン
- サム・ウィルソン/ファルコン
- ヴィジョン
- ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ
- ピーター・パーカー/スパイダーマン
マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ
- スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ
- ウォン
ワカンダ王国
- ティ・チャラ/ブラックパンサー
- シュリ
- オコエ
- エムバク
- アヨ
- ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ/ウィンター・ソルジャー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード
- ガモーラ
- ロケット
- グルート
- ドラックス
- マンティス
「アベンジャーズ」や前回作品「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に比べると一気にメンバーが増え様々なMCUのヒーローが登場しています。
これを見てわかると思いますが、他のMCU作品を観ていないと登場人物を理解するのにも苦戦します。私も初めて観たときは「え?誰?この人何?」と何度も思いましたし、とりあえず強いのはわかるけど、関係性がわからず1回観ただけでは全て理解できず撃沈。この時はじめてちゃんとMCUを時系列で観ようと思いました。
MCUを時系列で観てない人はここで損する!
ここからは私が一番最初にインフィニティ・ウォーを観たときに衝撃だったシーンをピックアップします。
ソーが誰だかわからなかった
冒頭のサノスが誰かの頭を掴みながらロキと会話するシーンです。
ロキはすぐわかったんですが、「兄」という言葉が出るまでソーだと気づかず、「目どうした?髪型どうした?」とすごく戸惑いました。
ロン毛のイケメンなソーが大好きだった私にとって一番衝撃なシーンでしたね。まぁ次のエンドゲームではもっともっと衝撃ですが(笑)
ここでもう一つ驚きだったのが、ハルクがアスガルドの船にいたこと。
私の記憶はウルトロンで止まっていたので、なんでソーとハルクが一緒にいるのかさっぱりわからなかったです。このあたりは「マイティー・ソー/バトルロイヤル」を観ていないと話についていけないシーンです。
アベンジャーズが解散してた
サノスから逃れたハルクが地球に墜落し、ドクター・ストレンジにサノスの計画を伝え、トニーに協力を要請。ドクター・ストレンジが持つ「タイムストーン」とヴィジョンの「マインドストーン」をサノスの手に渡らぬよう守ろうと提案するも、ヴィジョンの行方が2週間前からわからない事実を知ります。ヴィジョンを探すためにスティーブに電話するようトニーに促しますが、トニーは浮かない表情。そして「アベンジャーズは解散した。キャプテンとは決裂したんだ、口もきいてない」と衝撃の一言!
アベンジャーズが解散、しかもトニーとスティーブが決裂。一体何があったんだ!?と思いました。映画が始まってまだ15分しか経ってないのに全くついていけない。ここに関しては「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を観てないとアベンジャーズに何が起こったのかわからないシーンです。
ピーター・パーカー(スパイダーマン)とトニーが知り合い
ドクター・ストレンジが持つタイムストーンを狙ってサノスの配下が地球に襲撃。その様子を見ていたピーター・パーカー(スパイダーマン)が応戦します。
スパイダーマンが出てきた時点でびっくりですが、トニーと顔見知りだったことにも驚き。
2人の出会いは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で、ピーターがスパイダーマンだと知っていたトニーがピーターをスカウトするかたちでチームに加入しました。
このシーンではトニーがピーターのために作ったスパイダーマン用のパワードスーツがお披露目されました。マーク50同様ナノマシンで構成された超絶かっこいいスーツです。
そしてインフィニティ・ウォーではピーターがトニーにアベンジャーズ加入を認めてもえます。
空飛ぶ新メンバーファルコン登場
恋人となったビジョンとワンダ(ここもビックリした)が2人で隠居生活を送っていたところに、マインドストーンを狙ってサノスの配下が襲ってきます。追い詰められたところにスティーブとナターシャが登場するのですが、そこに知らない空飛ぶアベンジャーズメンバーがいる!
サム・ウィルソン(ファルコン)は、退役軍人で「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でジョギング中にスティーブと出会います。「左から失礼」で何度もスティーブに追い越されるシーンが個人的にお気に入りです。
ファルコンスーツを装着しての空中戦を中心にインフィニティ・ウォーで活躍します。
超ハイテクなワカンダ王国とバッキー
サノスの手にマイルドストーンが渡らないよう、ヴィジョンからマインドストーンを取り出して破壊するため、スティーブ達はワカンダに向かいます。
ワカンダではサノスを止めるために動き出し、国王ティ・チャラがバッキーに新しい義手を渡していました。
初めて観た人は、何でこの国こんなにハイテクなの?片腕ない人誰?とわからないことのオンパレードだと思います。私もそうだったので。
ワカンダは世界で最も発達した高度のテクノロジーとヴィブラニウムを所有する国。その王がティ・チャラ(ブラックパンサー)です。そして妹のシュリは、トニーと並ぶほどの天才科学者。ワカンダについては「ブラック・パンサー」を観ればワカンダのすごさやブラックパンサーのスーツのこともわかります!
ティ・チャラが初めて登場したのがこちらも「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」です。オーストリアで行われたソコヴィア協定の署名式に当時のワカンダ国王ティ・チャカと息子のティ・チャラが出席。ところが式の途中でテロが発生し、ティ・チャカが死んでしまいます。
監視カメラに映っていたバッキー・バーンズ(ウィンタ・ソルジャー)がテロ容疑者として指名手配され、ティ・チャラは復讐を決意。
後にバッキーはテロリストではないことが判明しますが、ソコヴィア協定賛成派のアイアンマン、ウォーマシン、スパイダーマン、ブラック・ウィドウ、ブラックパンサー、ヴィジョン。反対派のキャプテン・アメリカ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、ウィンター・ソルジャー、アントマンで壮絶なバトルが展開します。
バッキーは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」で登場しており、敵との交戦中に谷底へと落ちてしまいます。その後、ヒドラの洗脳と改造を受け「暗殺者ウィンター・ソルジャー」となります。
そして「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」にて再登場。第二次世界大戦中に死んだと思っていた親友に再会したスティーブは困惑しますが、洗脳されたバッキーは武装集団と共にスティーブ達を襲います。物語の終盤で記憶を取り戻したバッキーですが、スティーブの前から姿を消し、去ってしまいます。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では、スティーブ側に付き、トニーたちと対立。物語の終盤、トニーは両親を殺害したのがバッキーだという事実を知ります。しかもその犯行をスティーブも知っていたのです。トニーは怒りを噴出させ、バッキーの左腕を吹き飛ばしてしまいます。
と、この3作を観てやっとバッキーについて理解ですます(長いですね)。
他にもMCUを時系列で観ていないとわからないシーンやキャラクターがわからなかったりインフィニティー・ウォーを楽しめないんです。特に、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は絶対にチェックしておくべき!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなんて、木やアライグマが喋ったりツッコみどころだらけですよね(笑)
エイジ・オブ・ウルトロンまでは舞台が主に地球だったのに対して、インフィニティ・ウォーから一気に宇宙へ広がります。その世界観や映像美もインフィニティ・ウォーの魅力です。
インフィニティ・ウォーの痺れる名シーンを紹介
ここからは私が大大大大好きなシーンを紹介します。アベンジャーズファンならきっとわかるはず!
アイアンパワードスーツ マーク50の装着シーン
初代のメインスーツであるマーク3から始まり、これまで様々なパワードスーツが登場してきました。しかしインフィニティ・ウォーで登場した「マーク50」は、これまでの弱点をほぼ全てカバーした画期的なスーツ。
一番痺れたのは装着シーンです。胸部リアクターに触れた途端、金属がトニーの身体を這うように流れ、ほんの数秒でスーツの装着が完了。ダメージを喰らっても、すぐにその部分が修復されスーツが元通りになるのも衝撃でした。
さらにこのスーツのすごいところはトニーの脳と連携しているところ!
マーク50はシールドやソード、ハンマー、速度を上げるジェット、巨大ブラスターなど様々な武器が備わっています。
スーツから武器が生成される前に、ヘルメットの内部ディスプレイにトニーが頭に浮かべた武器が映し出されています。つまり、トニーが頭で考えた事とスーツが完全にシンクロしているんです!
もう間違いなく歴代スーツのナンバーワンです。
叶うならマーク50が本当に欲しい。もしくは死ぬまでにこの目で見てみたいです。
ソーがストームブレイカーと共にワカンダに登場
アベンジャーズでソーが一番好きなんです。中でもこのワカンダでの登場シーンは本当に鳥肌もの。このシーンだけ何度も何度も繰り返して観たくらいです。
ワカンダでヴィジョンとマインドストーンを守るためにサノス軍と戦うアベンジャーズ。しかし、敵の圧倒的な勢力とパワーに押され、ピンチに晒されます。「ハルクもいないし、ダメかもしれない」とヒヤヒヤしているところに(インフィニティ・ウォーではハルクは一度も出てきません。悲しい。)雷神の登場!
アベンジャーズのテーマ曲と共にソー、グルート、ロケットがワカンダに飛来。ストームブレイカーで敵を蹴散らした後、巨大な稲妻を落とします。アスガルドやニダベリアを壊滅させた恨み、何よりロキを殺したサノスに対する怒りがガツンと伝わるシーンです。その後もストームブレイカーで敵船を壊し、最後にはサノスをあと一歩のところまで追い詰めました。
このシーンのためにインフィニティ・ウォーを制作したんじゃないかと言っても過言ではないくらい本当にかっこいいシーンです。映画全部観なくてもいいからこのシーンだけでも観てほしい!!!
ちなみに前までソーが持っていたムジョルニアがなぜないのか?という疑問は「マイティ・ソー/バトルロイヤル」を観れば解決できます。
遥か昔、オーディンが邪悪すぎる死の女神であり、ソーの姉であるヘラを異次元に幽閉していることをソーとロキに告げ、「自分の死によりヘラが復活する」と警告します。その後、オーディンは死に、復活したヘラはソーのムジョルニアを簡単に粉々にしてしまいます。
これがインフィニティ・ウォーでソーがムジョルニアを持っていなかった理由です。
今作で命がけで作ったストームブレイカーの方がパワーも威力も増しているのでソーの戦闘シーンには注目して観てほしいです。
アベンジャーズシリーズだけでなく、ソーの戦闘シーンは全部かっこいい。とくに「マイティ・ソー/バトルロイヤル」では、レッド・ツェッペリンの「Immigrant Song(移民の歌)」がメインテーマ的に使用されています。伝説的ロック・バンドの代表曲と、ソーのパワフルなアクションとの相乗効果でテンションが上がること間違いなし!
インフィニティ・ウォーを観る前に時系列で!
他にもおすすめなシーンは山ほどあるのですが、厳選して泣く泣くこの2つに絞りました。話していたらキリがないです(笑)
今回ご紹介したように、MCUを時系列で観ないとインフィニティ・ウォーを100%楽しめないんです。登場キャラクターすら理解できないのでなんとなく物語の流れを追うことしかできません。
なのでぜひ!ぜひ!ぜひとも①から順番に観ていただきたい。最低でも「⑮シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は観てほしいです。
①キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー ②キャプテン・マーベル ③アイアンマン ④アイアンマン2 ⑤インクレディブル・ハルク ⑥マイティ・ソー ⑦アベンジャーズ ⑧アイアンマン3 ⑨マイティ・ソー/ダーク・ワールド ⑩キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー ⑪ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ⑫アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン ⑬ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス ⑭アントマン ⑮シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ ⑯ブラック・ウィドウ(2021年公開予定) ⑰ドクター・ストレンジ ⑱スパイダーマン・ホームカミング ⑲ブラックパンサー ⑳マイティ・ソー バトルロイヤル ㉑アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー ㉒アントマン&ワスプ ㉓アベンジャーズ/エンドゲーム ㉔ドクターストレンジ2(2022年公開予定) ㉕ソー/ラブ・アンド・サンダー(2022年公開予定) ㉖スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム
さいごに
今回も私の大好きなアベンジャーズについて紹介しました。
何度も言いますが、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」以外にも面白くて、痺れるほどカッコいい作品がMCUにはたくさんあります。この時代に生まれたからには本当に観なきゃもったいないです。
たくさんの人にアベンジャーズの魅力が伝わりますように!!