熱々でトロットロ。老若男女が大好きな「たこ焼き」
家族や友達が集まってワイワイしながら自宅でタコヤキパーティーをした経験があるのではないでしょうか?
そんな万人に愛されるたこ焼きですが、意外と焼くのが難しく 「上手に丸く焼けなかった」 「生地がくっついてしまった」など楽しいけど失敗することが多いと思います。
そこで、たこ焼き職人歴20年の私が誰でも簡単に自宅で焼ける秘訣を伝授。
タコ選びから生地作りの黄金比、具材のバランス、そして機材の準備方法に至るまで細部にわたってご紹介します!
さらに、オリジナルソースやアレンジ方法まで無限にたこ焼きを楽しめるようまとめたので是非最後まで御覧ください!
美味しいたこ焼きを作るポイント
たこ焼きを美味しくするための明確なポイントはあまり明らかになっていませんが、
自宅で簡単に作るコツとして、これから紹介する2つのポイントを覚えてもらえれば誰でも簡単に美味しく作ることができます!
美味しいタコの選び方!
そもそも世の中には様々なタコが存在しますが、たこ焼きに最適なのは真蛸(マダコ)という種類。スーパーには冷凍食品も含め、水だこ、岩だこなど多くの種類がありますが、絶対にマダコを選んでください!
また、タコにはオスとメスがいて、メスを選ぶようにしてください、メスは筋繊維が強く弾力があり、歯応えが良いからです。見分け方のポイントは吸盤が綺麗に並んでいる方がメスです(オスは吸盤の大きさや並びがバラバラ)
そして、可能なら頭部を使わず足(吸盤部位)を使ってください。
足を選ぶ理由としてはダシが多く出て味に深みが出るからです。
たこ焼きの黄金比は「生地:タコ:具材=4:4:2」
たこ焼きの全体の大きさを10とした場合、 生地:タコ:具材=4:4:2 をイメージしてください。
生地が多すぎても具材が多すぎてもタコが小さすぎてもダメ。 この絶妙な黄金比がたこ焼きの美味しさの秘密の一つです。
準備する物(機材・食材・仕込み)
電子ではなく鉄製のタコ鍋がオススメ!
機材はカセットコンロ、タコ鍋(いわゆる鉄板や銅板のことを指します)
電気製の物は多く出回っていますが、家庭で本格的に美味しく焼く為には使わないようにして下さい。
※以下はたこ鍋を使う事前提でお話を進めていきます。
タコ鍋は鉄の鋳物、テフロン加工がされたもの、銅板と主に3種類あると思いますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
ですが、どのタコ鍋を使ってもしっかりと油慣らしを行って温度に合わせた焼き方をすれば美味しく焼けます。
用意する食材
- 小麦粉・中力粉 500gづつ(なければ全て小麦1kgでも構いません)
- 水 4.2リットル
- 醤油 33g
- 卵 Lサイズ4個
- 粉瘤出汁(カツオと昆布の合わせがオススメ)40g
- 天かす(海老味とイカ味のミックスがオススメ)適量
- 青ネギ 適量
- 紅生姜 適量
- 米油(サッパリと焼けます)適量 ※なければサラダ油やキャノール油でも構いません
- マタコ(5〜7g程の大きさ)適量
※上記は約150個分です(15〜18人前目安)
※用意する食材はタコとの相性が良い物(昆布やイカにエビと海鮮系)を選んでいます。
生地は一晩寝かせてクリーミーに!
タコパ前日に生地を用意して、一晩寝かせておくとと生地がクリーミーになるのでオススメです。
順番は最初に水、ダシ、醤油を入れた後に小麦粉を入れてかき混ぜずに冷蔵庫に保存します。
タコパの前に別のボールで卵をよく混ぜて生地に入れます。
他の具材の準備は タネ(完成した生地)のダマ(水と小麦粉が溶けずに固まった状態の物)を出来る限り作らないために、生地を作り終えた後に行ってください。
美味しいたこ焼きには火加減が命!
タコ鍋の油ならし
多めの油を引き弱火から中火で熱します。
銅板やテフロン加工の物は、特に熱し過ぎに注意。煙が出始めたら古い油を拭き取るという作業を3回ほど焼く前に行ってください。
油慣らしが出来ていないと、どれだけ美味しいタネやタコがあってもうまく焼けません。
温度調整と返しのテクニック
- 油を引いてタネを入れる。
- 弱火から中火の間。天かす、ネギ、生姜を入れて、最後にタコを入れる。
- 固まってきたらタコを箸で中に押し込む。そして焼けるまでずっとクルクル回す。
ここで、美味しく焼く為の最大の秘訣は火加減です!!!
火加減は可能なら中火、そして最後は強火(強火にすることで表面がカリッとなる)
たこ焼きを返す時は、一方向からの熱する時間は極力短い方が良いです。
なので、1回目を返し、2回目で形を整え、3回転目からはひたすら回し続ける。
そうすることによって偏りがなくなり、中の温度が上がりやすくなります。
そして、焼き目が均等に付き、中からタコの出汁が溢れ出てきます。
タコパがもっと盛り上がるタコ以外の具材
タコ以外のサブ的具材
ウインナー、もち、海鮮系(イカ、貝、海老)など様々ですが、美味しければもう何でも有りです!
辛子やわさびなど入れてロシアンルーレット的な事をするのもタコパならではの醍醐味ですね(笑)
ただ、あまりに長い物や大きい物、水分が出過ぎる物は控えてください。
タコパがさらに盛り上がる「オリジナルソース」と「トッピング」
市販のオススメソースやタレ
ぶっちゃけ、市販のソースはどれも美味しいです!
私がおすすめするオリジナルソースの開発法は、市販のソースをベースにして他の調味料を色々と足していくやり方です。
個人的にハズレが無いと感じたのはトマトソースとオイスターソースと蜂蜜!!
それぞれの分量はお好みでどうぞ。
また、定番のソースはもちろん、他にも醤油や塩もあっさりしていて一押しです!
「醤油」:ごま油を少し混ぜて塗ってからバーナーで焦がすと美味しいです。
「 塩 」 :岩塩や○○塩(わさび、カレー、トリュフ)など色々あります。
トッピング
- ネギ(ポン酢との相性の良さは周知のはず)
- 大根おろし
- 明太マヨ チーズ(チーズソースやスライスチーズ)
- 天かすと出汁(明石焼きのようにして食べる)
- オムライスのようなとろとろ玉子
- 梅肉と青じそ
- オニオンフライとデスソース
- ジェノベーゼとベーコン
- ガーリックスライス
- アヒージョ
- つけて味噌かけて味噌
上記挙げただけでも組み合わせは無限大∞
アナタだけのオリジナルたこ焼きを独自に開発してみては?
まとめ
今回は自宅で簡単にできる美味しい「たこ焼き」の作り方をご紹介しました。
紹介した作り方を参考にすればタコパが盛り上がること間違いなし!
上手に焼ければ、タコパがより一層楽しめるはずです!。
オリジナルソースやトッピングでぜひ家族や友人と楽しい時間を過ごしてみてください!