新年という節目に「何か新しいことをはじめたい」「目標を立てて頑張りたい」と思っている方も多いと思います。
しかし、いざやろうと思っても、自分のやる気スイッチを自分で押すのはなかなか難しいでよね。筆者もまさにそうです。
そんな私がやる気スイッチを押し、毎日を頑張る方法が「漫画からエネルギーをもらう」です!
そこで今回は、自分だけでは中々やる気スイッチが入らない方におすすめする「スポーツ漫画」を紹介します。
「スポーツをやっていない人にも分かる描かれ方」
「コンプレックスを持つキャラの背景設定」
などスポ根だけではない魅力が沢山詰まっていますので、ぜひ読んでみてください。
※ネタバレも含みますのでご注意下さい
今年こそ自分を変えたいと思ってる方に送るスポーツ漫画
ハイキュー!!
『ハイキュー!!』は、古舘春一による高校バレーボールを題材にした日本の漫画作品。タイトルの由来は、バレーボールを意味する熟語「排球」からである。連載開始時のキャッチコピーは「劇的青春」とされている。ある日偶然春高バレーのテレビ中継を見かけた小柄な少年・日向翔陽は、「小さな巨人」と呼ばれ躍動する地元・宮城県立烏野高校のエースに心奪われバレーボールを始める。
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ハイキューは全キャラクターに細かく背景設定がされており、どんなモブキャラでもクローズアップされます。そして最後のクライマックスに向け全キャラの未来が回収されます。途中で負けていった敵チーム達のその後や、卒業していった先輩達のその後などが描かていて、バレーを続けるキャラ、新しい道を見つけるキャラなどそれぞれに共感できる部分を見つけられるはずです。
私の推しキャラは主人公達のライバル校である青葉城西のセッター「及川徹」。
最後の最後に、日本代表として戦う主人公達の敵国の選手として再登場する時は超胸熱です!
『才能は開花させるもの、センスは磨くもの』 by及川徹
作中の中盤〜ラストにおいて及川の登場シーンはかなり少なくなります。しかし最後の登場の仕方で、言葉で語るよりも行動で形にして示す大人のカッコ良さに痺れました!
人知れず茨の道を突き進む孤高の努力家としての及川。その姿は自分を変える為の努力を出来ない人に人知れず努力するカッコ良さを気付かせてくれます!
ガンバ!Fly high
『ガンバ! Fly high』(ガンバ フライハイ)は、原作:森末慎二、作画:菊田洋之による日本の体操漫画である。ストーリーは、体操でオリンピックの金メダルを目指す少年・藤巻駿の成長物語である。物語序盤・中学1年生時点は逆上がりすらできなかった駿が、練習を重ねることで徐々に才能を開花させ、最後には国際大会で華々しい活躍をする。
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オリンピック金メダリストの内村航平選手も影響を受けたという作品。
『戦うべき敵というのは他人じゃなく常に自分自身だよ』 byアンドレノアフコーチ 『アイツに負けたくない・・・一生懸命頑張るって事において』by内田稔
様々な場面においてタイトルの通り「頑張る事」がフューチャーされてますが、私が取り上げたいポイントは、「辛い時こそ笑顔」という事!!
作中において、技術とは別に芸術点(主な採点基準が表情)が審査に大きく影響するという事を私は初めて知りました。芸術点における表情の重要さだけでは無く、競技中の苦しい時、怪我をした時、ライバルに負けた時、様々な角度で表情(笑顔)の大切さが描かれています。
仕事や家庭でネガティブな場面で不機嫌そうな顔になっていませんか?そんな時こそ笑顔!!スマイル!すまいる!Smile!(^^)笑顔がきっとアナタの背中を押してくれます!
余談ですが、熱血講演家の鴨頭さん曰わく「30歳過ぎの男性は無表情だと不機嫌に見える」だからこそ口角を上げて、軽く歯に噛むくらいでちょうど良いとの事。私も常々気をつけるようにしています。
ネガティブな自分に打ち勝ちたい方に送るスポーツ漫画
キャプテン翼
『キャプテン翼』(キャプテンつばさ)は、高橋陽一による日本のサッカー漫画。および、それを原作にした派生作品。主人公・大空翼をはじめ、ひた向きにサッカーに打ち込む少年達の姿を描き[1]、連載時に日本国内でサッカーブームを起こす。
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「ボールは友達」は私含め全サッカー経験者の心身に刻まれてるセリフですw
サッカーのルールを知らなかった作者が描いた作品!
空手を活かした守備や、ゴールポストを使った攻撃(ルール違反)など、今では考えられない発想が大胆で面白い!
主人公の翼君や、親友である岬君はそもそもサッカーが上手い。ですが、敢えて私が取り上げたいのは翼君の小学校からの同級生である「石崎君」です。
『根性だァ!!これがこの試合最後の顔面ブロックだァ!!』 by石崎了 『翼!おれは...おれたちは、おまえの友だちじゃないのかァ !!』by石崎了
彼の得意技は「顔面ブロック」
顔面で止められるならヘディング出来るやんっていうツッコミはサッカー経験者じゃ無くても分かるはず笑
彼は翼君達が転校して来なければ一介の下手なプレーヤーで終わっていたが、翼君達が転校してきて彼らに必死に食らい付いて上達していく・・・最終的には日本代表まで上り詰めるんです。イジられキャラだがムードメーカー、そんな石崎君には「頑張ろう」って気にさせてくれる何かがあると思います。
余談ですが、ヴィッセル神戸でプレイする元バルセロナのあのイニエスタもキャプテン翼の影響を受けています!
海外版「オリベルとベンジ-spain-」「オリーブとトム-France-」「スーパーチャンピオン-Colombia-」
など名前が違いすぎて面白いですね。
ダイヤのA
高校野球を題材にしており、登場キャラクターたちが苦悩・葛藤を重ねた末、成長していく姿が最大の見どころ。その他、フライボール革命や二番最強打者論など、MLBのトレンドを取り入れる点も特徴。また、『巨人の星』などのようないわゆる魔球が登場せず、超高校級の選手はいても現実的な描写であるのが特徴である。
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主人公の沢村永純は変化球を主体としたサウスポー。豪速球を投げるイケメンピッチャーがライバル。沢村はピッチャーとして早いストレートを投げる事ができないという最大のコンプレックスを持っているが、コントロールとピッチング(組み立て)で成長していきます。主人公の成長の様子はコンプレックスだらけの読者に刺さると思います。
『チクショー・・・・・・・俺は、弱い』by沢村永純
最も心に残ったエピソードは甲子園の出場をかけた試合で沢村のピッチングで逆転負けをしてしまうシーンです。落ち込む沢村を尻目にライバルの降谷がメキメキ成長していきます。降谷はあえて突き放す様な振る舞いで沢村を奮起させるのでした。
私も自分のせいで試合に負けた経験があります。スポーツは異なりますが、中学最期のサッカーの試合でPKを外して負けてしまいました。
沢村のメンタルは痛いほど分かります。立ち直る経緯において友達やライバルの存在というのがとても大きなモノだと共感しました。かけてもらった言葉は今でも心の中に残っています。このシーンを読み返すと、挫折を乗り越えた時を思い出し何度でも頑張れる気がします。
恋愛も夢も両方頑張りたい方に送るスポーツ漫画
ベイビーステップ
几帳面で真面目な男子高校生、丸尾栄一郎が、高校入学を機にテニスの魅力に目覚め、テニス選手として成長していく青春ドラマ[3]。神奈川県藤沢市が主なモデルとなっている。高校生のテニスを扱うが、部活動ではなく地域のテニススクールが主な舞台となる。
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この作品の最大の魅力はなんと言っても「スポーツ x 恋愛」
主人公のえーちゃん(丸尾栄一郎)とヒロインのなっちゃん(鷹崎奈津)の恋愛感情が、テニスに及ぼす影響や因果関係が描かれています。恋愛する事でポジティブな力を生み出し、世界デビューするまでの道のりを描いてます。恋愛感情をロジカルに捉え掘り下げて描く事はスポーツ漫画としてとても斬新でした!
『勝てば勝つほどエーちゃんに近づくと思って頑張る』by鷹崎奈津
えーちゃんはテニスも恋愛もロジカルに捉え、常に分析し、成長していきます。←後先考えずに行動する私からするととても魅力的に写りました笑
特に恋愛においては感情的になり過ぎず、後悔しないようにしたいですね笑 えーちゃんとなっちゃんのようにお互いに無いモノを補い合っている姿は憧れます。
時として「恋愛を諦める」「夢(仕事)を諦める」どちらかを選択する場面があるかもしれません。しかしこの作品を読むことで、どちらかを諦めるのではなくどちらも上手くやれると思わせてくれる一冊です。
今の自分の限界点を越えて更に成長したい方に送るスポーツ漫画
はじめの一歩
『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は、ボクシングを題材とした森川ジョージによる日本の漫画作品。母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。
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ココで取り上げたいのは無敵のチャンピオン「鷹村守」です!!
主人公の先輩であり破天荒なキャラクターである鷹村は一部から憎まれつつ(勝利者インタビューでブーイングを受けるなど)も愛されているキャラクターです。彼は日本チャンピオン、世界チャンピオンと上り詰めていきます!
『オレは立ち止まらねえぞ!6階級制覇って夢があるからな!』by鷹村守
そんな向かう所敵なしの鷹村も、ボクシングで一番辛いと言われる減量に苦しめられます。干し椎茸を口に入れて、口内の水分を出すっていう減量方はクレイジー過ぎますね笑笑
ただでさえチートキャラである鷹村が見せる努力の姿は、ちっぽけな自分の背中を押すというより「ケツを蹴り上げられるような衝撃」を受ける感覚になります!
1階級を制覇するだけではなく、更なる高み(6階級制覇)を目指す・・・あくなき向上心には読んでる読者の心も燃えたはずです。
弱虫ペダル
『弱虫ペダル』(よわむしペダル)は、渡辺航による日本の少年漫画作品。通称「弱ペダ」。自転車競技(主にロードレース)を題材にした本格的なスポーツ漫画。千葉県立総北高等学校の新入生・小野田坂道はアニメやゲーム、漫画や秋葉原を愛するオタク少年。中学時代にオタクの友達ができなかった彼は、高校こそは友達を作るためアニメ・漫画研究部に入ろうとするが、部員数減少のため活動休止中であると知り、活動再開に必要な部員数を集めようと思い立つものの、部員は集まらなかった。
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弱ペダはなんといっても繋ぐスポーツ!「チームワークを繋ぐ」その意味合いが、人気のスポーツ球技(野球やサッカー)などと少し異なるのも見どころです。
『がんばらなくてもいいサ 1人でがんばる必要はない おまえが倒れたらオレが支える 心配いらない だがもし他のヤツが倒れたらおまえが支えろ』by金城真護
ロードレースと同じように「人生はマラソン」と例えられます。平坦な道もあれば坂道もあり、追い風が吹く時も向かい風が吹く時もあります。どんな人にとっても坂道の辛さは同じです。坂道を登り切った時の絶景(辛さを乗り越える)と高揚感は最高なんだと気付かせてくれる作品です。
『ロードレースじゃ・・・運、実力、メンツ、人生と同じだもい常に不平等だ!!』by巻島裕介
皆さんも必ず坂道があると思います。私も多くの失敗をしてきました。ですがそんな中で繋がった仲間がいて新しい夢に向かい人生という名の坂道を登ろうとしています。
誰にでも当たり前に用意されている人生の坂道。目の前に立ち塞がる理不尽や不平等において、主人公「さかみち」の様に歌いながら戦いに臨む・・・そんな前向きの姿勢で人生という坂を乗り越えていきたいですね!
SLAM DUNK
『SLAM DUNK』(スラムダンク)は、バスケットボールを題材にした井上雄彦による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にわたり連載され、アニメやゲームも制作された。
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2022年の秋に映画公開の情報が解禁されて、思わず叫んだ方も多いはず笑笑
言わずもがな超メジャーな作品です。
『諦めたらそこで試合終了ですよ』by安西先生
安西先生の『諦めたらそこで試合終了ですよ』という名ゼリフはどんな場面にも置き換える事が出来ます。この言葉に多くの人が胸を打たれ、どれほど救われた事でしょうか。
他にも名ゼリフは数えきれない程ありますが、今回私が紹介したいのは三井寿の『バスケがしたいです』です。
『・・・バスケがしたいです』by三井寿
怪我による挫折からバスケを辞めて不良になり一度はグレてしまった三井。
恩師である安西先生と再開した時に言ったセリフです。そしてブランクから復活した三井は見事に活躍をします。
『俺は諦めが悪い男・・・三井寿』by三井寿
今まで目指した夢や目標を再び追い求めるのに年齢は関係が無いと思わせてくれるセリフです。
映画では湘北の未来が描かれるのでしょうか?桜木と流川でしょうか?妄想が止まりません!とにかく今年公開の映画を楽しみにしましょう!
まとめ
今回はやる気スイッチがONになる、背中を押してくれるようなスポーツ漫画を紹介しました。
本記事で紹介したシーンは作品のごく一部であり、まだまだ名セリフ・名場面は沢山あります。
目標を掲げるのは目標の大小関係無く(1キロ痩せるぞ・恋愛するぞ・昇進するぞ等)エネルギーを必要とするもの。漫画からエネルギーを貰い、後押ししてもらうのはいかがでしょうか?
この記事が、初読や再読のキッカケになれば嬉しいです。