歴史とロマンを桜に乗せて!岐阜県民がオススメする「お城と桜」を同時に楽しめる東海3県のスポットを紹介

春と言えば花見の季節。もちろん桜だけでも楽しめますが、今回紹介するのは「お城と桜」という組み合わせ。

東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)は歴史的にも有名なお城が多くあります。

お城と桜を同時に見る事によって楽しさ倍増!

歴史とロマンを桜に載せて夢馳せてみるのはいかがでしょう。桜の咲く季節に是非足を運んでみて下さい。

山頂の城、高く聳える「岐阜城」(岐阜)

織田信長が1567年の稲葉山城の戦いにより斎藤龍興から奪取し、本拠地を小牧山から当城へと移し、その縄張りを破却して新たに造営したものが岐阜城である。ここから天下布武、天下統一をおこなうという意味をこめて、信長が山頂にある城や麓にある町などを「井口」から「岐阜」へと改名したことにより「岐阜城」と呼ばれることになった。

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岐阜城の凄い所はなんといっても金華山という”山の上”に建てられている事です。400年以上もの昔にどうやって山の上まで大きい石や材木を運んだのか・・・大変だったことは容易に想像がつきます。

岐阜県は海が無く山地が多い県で、城も山と川の近くにあることが多いです。

オススメViewスポット「お城から見渡す桜」

筆者が一番オススメするビュースポットは「山の頂きにあるお城から見渡す桜」です。山頂や山腹、山のふもとにある桜まで一望できます。

山の上にあるお城は日本中で見てもなかなかありません。山頂から岐阜市街地を見下ろせば街の様子が手にとる様に分かり、まるで織田信長になった気分になれること間違いなし!

※シニアの方は城の入場料が無料になります。(免許証など年齢がわかる物を持って行きましょう)

金華山の上にある岐阜城に行くには3つの手段があります。車で行くドライブコース歩いて行くハイキングコースロープウェイで登るイージーコース

一般的にはロープウェイを利用する方が多いのですが、ハイキングコースやドライブコースでの登山もまた違った角度で桜を見ることができます。(夜のドライブコースは桜とは別で市街のネオンを見ることができるのでオススメ)

岐阜城周辺の観光スポット&散策コース

山頂付近には「ぎふ金華山リス村」があり、200円の入場料で餌やり体験ができます。金華山には野生のリスも沢山生息しており、リス村以外の場所でも運が良ければリスに出会えるかもしれません。

岐阜城のふもとには岐阜公園があり、ここにも沢山の桜が咲いています。公園は日本庭園の作りになっており、歩きながら見て回るだけでも風情があり楽しめます。

さらにその周辺には有名な戦国武将ゆかりの寺院が多くあるため、武将や戦国時代好きな方は岐阜城を中心に周辺を散策するのが良いのではないのでしょうか。

登山コースの入口より徒歩約15分の場所には「鵜飼ミュージアム」があります。伝統文化である鵜飼をわかりやすく紹介しているので、お城や桜と共に地元の文化に触れてみてはいかがでしょうか。

※鵜飼とは、飼っている鵜を操って、川にいる鮎を捕る伝統的な漁法です。

鵜飼ミュージアム
引用元:鵜飼ミュージアムオフィシャルサイトより「鵜飼ミュージアム」

川辺に、突然現れる「墨俣一夜城」(岐阜)

織田信長による美濃侵攻にあたって、木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)がわずかな期間でこの地に城を築いたと伝えられている。これがいわゆる墨俣一夜城である。信長はこの城を足掛かりとして、美濃攻略に成功し、秀吉も出世の道を開いたとされる。

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岐阜には大きな3つの川があります。長良川・木曽川・揖斐川に囲まれ、川の中洲に建てられたのが墨俣一夜城です。

ネーミングから分かる通り一夜で建てられたという程の伝説を残すお城ですが「流石に大袈裟でしょう」と私は思っています(笑)

しかし、切り出した材木を上流から川の流れを利用して運び、短期間で建てるというアイデアはさすが秀吉!と感服せざるを得ません(しっかりした資料は残っていませんが実際には7日間程かかったと言われています)

墨俣一夜城に来れば、秀吉の様に困難な状況においてもアイデアを閃かせて乗り切れるような気がします

※敷地内にある「白髭神社」は秀吉が貧しい百姓の身分から大名まで登りつめた立身出世にあやかって”出世”や”合格祈願”を願う人が多く参拝に訪れています。

オススメViewスポット「桜並木とお城」

筆者が一番オススメするビュースポットは「堤防沿いから見るお城」です。

川の堤防沿いには約700本のソメイヨシノが植えられており、3,7kmに続く桜並木は圧巻です!

お城と川が隣り合っているので、川のせせらぎがよく聞こえ、その音がとても心地よく感じられます。

墨俣一夜城の堤防の桜並木
墨俣一夜城の堤防の桜並木

他の見どころとしては、お城の最上階から見える景色です。北東方面13km先には岐阜城が見えるのでそちらも見逃さないようにしましょう!

目で見て墨俣城と岐阜城の距離感が分かれば、当時の城攻めをする様子が思い浮かびそうです。戦の合図である狼煙や行軍の様子が想像できるでしょう。

そして、秀吉といえば茶室「金の茶室」が期間限定で墨俣一夜城の3階に展示されていました。キラキラ光る黄金の茶室でお茶を優雅に飲んでみたいものです。

墨俣一夜城周辺の観光スポット&散策コース

墨俣一夜城は、公共交通機関で行くには不便なので、レンタカーや自家用車で行くことをオススメします。

お城から車で約15分~30分程走れば、曽三川公園お千代保稲荷養老の滝などもあるため、ドライブがてら周ってみるのも良いかもしれません。

未完の城、完成は最近「伊賀上野城」(三重県)

伊賀上野城は、上野盆地のほぼ中央にある上野台地の北部にある標高184mほどの丘に建てられた平山城である。徳川家康の命を負って藤堂高虎が拡張したが、大坂の陣によって、当時高虎が従属する家康に対立していた豊臣氏が滅んだため築城が中止され、本丸・二ノ丸などの主要部分は城代屋敷を除いて未完成のまま江戸時代を過ごした。現在、天守台にある3層3階の天守昭和初期築の模擬天守で、正式には伊賀文化産業城という。

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伊賀といえば忍者。忍び井戸や地下道など、他のお城とは違った視点で楽しめます。展示されている鎧や武器なども忍者用の物が多くあり、とても見応えがあります。ニントモカントモ。

オススメViewスポット「石垣と桜」

筆者が一番オススメするビュースポットは「日本一の高石垣から見る桜」です。

伊賀上野城の石垣は約30メートルという規模を誇っています。日本でこの高さの石垣を持つ城は少なく、伊賀上野城の高石垣は日本一として紹介されることが多いです。

石垣があまりにも高い為、堀の外側からお城を見ようとしてもその高さ故、城の全貌が見えません。

日本一高い石垣は城の裏側にあたる西側に位置しています。その石垣の上はフェンスも無く、ロープが張られているだけで石垣の端まで行けます。そこから堀を見下ろすと、その高さに背筋がゾクっとします。(※近づく際には注意しましょう)

また、こちらのお城の高石垣は、映画のロケでも使われています。黒澤明監督の映画「影武者(戦国時代の武将である武田信玄をテーマにした日本映画)」のワンシーンでは、伊賀上野城の高石垣が撮影場所になりました。

このような映画のワンシーンを思い浮かべながら、石垣と桜を眺めてみるのも1つの楽しみ方になるでしょう。

夜のライトアップは城の表側にあたる東側がおすすめ。ぼんぼりと桜に浮かぶお城がとても幻想的に映ります。

ライトアップされる伊賀上野城
引用元:伊賀観光公式サイトより「ライトアップされる伊賀上野城」

近くの観光スポット&散策コース

伊賀に来たら断然「伊賀流忍者博物館(忍者屋敷)」がオススメ!伊賀上野城と同じ敷地内にあるので立ち寄ってみてください。

からくり屋敷を”くノ一(女忍者)”が案内してくれて、「ドンデン返し、仕掛け戸、もの隠し」など、実演を交えて説明してくれます。本物の忍具を使った忍者ショーは大迫力!

手裏剣打ちやどんでん返しの忍術体験、更には忍び服を着て忍者コスプレもできちゃいます。忍者になりきれば間違いなく素敵な時間を過ごせるでしょう。

また、伊賀上野は松尾芭蕉の生まれの地としても有名です。「芭蕉翁記念館」には俳句に関しての貴重な資料など置かれており見どころが沢山。こちらも同じ敷地内にあります。

忍者と俳句で一句読みたくなりますね。

少し前までは個人の所有物だった、国宝「犬山城」(愛知県)

犬山城(いぬやまじょう)は、尾張国美濃国の境、木曽川南岸の地「犬山」にあった日本の城である。現在の場所で言えば愛知県犬山市にあり、天守のみが現存し、江戸時代までに建造された「現存天守12城」のひとつである。また天守が国宝指定された5城のうちの一つである(他は姫路城松本城彦根城松江城)。城跡は「犬山城跡」として、国の史跡に指定されている[1][2]日本で最後まで個人が所有していた城(2004年まで個人所有)である。

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驚くことに、この犬山城はつい最近まで個人の所有物だったんです。それだけでも珍しいことですが、天守の最上階からベランダやテラスのように外に出ることが出来るのは日本でも2カ所のみという珍しさ。(※その場所を「回縁(まわりえん)」と言います)

地元の人達はこの回縁に出られることを普通だと思っている人が多いです。しかし、現存天守で回縁に出られるのは「犬山城」と「高知城」のみ。風を感じながら城下を眺めるなんて、とんでもない贅沢ではないでしょうか。

こんなお城を十数年前まで個人で所有していたなんて信じられませんが、「男なら自分の城(家)を持つという夢」が膨らみます。

犬山城の回縁

オススメViewポット「桜・お城・川・橋」を同時に楽しめる

犬山城のビュースポットは「あえて離れて見ることです」

離れて見ることで「桜」「お城」「川」「橋」の四つを同時に視界に入れることができてより一層雄大に感じます。

犬山城はお城自体の大きさはそれ程大きくはありませんが、ロケーションの中心としてお城があるので存在感が引き立っているのです。

天守の回縁から見る桜は外せない王道ですので、天守に登って中から桜も見ましょう。近くからと遠くからどちらも楽しめること間違いなし。

犬山城周辺の観光スポット&散策コース 

犬山城の城下町は散策できる場所が沢山あります。人力車も出ていて、端から端まで優雅な気分で案内してもらうのも良いでしょう。

食べ歩きも充実しており、犬山城の観覧券と城下町の対象飲食店で利用できる「わん丸君手形」がとてもお得です。

わん丸君手形
わん丸君手形

犬山市には「野外民族博物館リトルワールド」「日本モンキーパーク」「明治村」とテーマパークも多く、1日では回りきれないので泊まりでの観光をオススメします。(※犬山城観覧券と上記施設の入場券がセットになったお得なセット券もあり。)

犬山は名古屋から割と近いので名古屋に宿泊してしまいがちですが、犬山を満喫する為にもお城近くの宿泊施設で泊まるのがオススメです。犬山城を眺めながら泊まれるホテルもあります(温泉もあり)。

野外民族博物館リトルワールドオフィシャルツイッター

黄金に輝く鯱鉾、キラキラ「名古屋城」(愛知県)

名古屋城(なごやじょう)は、日本の城のひとつ。尾張国愛知郡名古屋(現在の愛知県名古屋市中区本丸・北区名城)[1]にある。「名城(めいじょう)」、「金鯱城(きんこじょう、きんしゃちじょう)」、(きんじょう)」の異名を持つ。日本100名城に選定されており、国の特別史跡に指定されている。徳川家康1609年(慶長14年)に、九男義直尾張藩の居城として、名古屋に城を築くことを定めた。 

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名古屋城と言えば「金の鯱鉾(しゃちほこ)」遠くから眺めてもキラキラ光っていてます(シャチホコの本体にはなんと本物の18金が使われている)。

シャチホコを現代の金の相場「1g=約7,000円」で換算すると、およそ14億円以上という膨大な金額です。

金ピカに光る名古屋のシンボルは存在感抜群。

「尾張名古屋は城でもつ」と言われる程、名古屋の繁栄の象徴としても江戸時代より親しまれています。

現在天守閣は閉館中のため入れませんが、本丸御殿が代わりに公開されており、襖絵や天井板絵は息を飲む荘厳さで見どころ沢山です。

また、城の内堀にはなんと鹿が住んでいます。運が良いと出会えるかもしれません。お尻がプリプリでとても可愛いですよ。

名古屋城では毎日「名古屋おもてなし武将隊」や、「徳川家康と服部半蔵忍者隊」が観光客のお出迎え、観光案内、記念撮影などを行なっています。

土日には「サムライ・忍者ショー」を開催しています。テレビなどのメディアに出演したり、追っかけのファンが出来るほど人気のキャラクターもいます。

アナタの推しのキャラクターを作ってみるのも良いのではないでしょうか。

オススメViewスポット桜の季節限定で入場出来る「散策路」

筆者が一番オススメするビュースポットは桜の季節の期間限定で見られる「西ノ丸土手の上の散策路」です。

こちらは有料ゾーン(¥500)にある場所ですが、桜まつりの期間のみ解放されており、普段は入ることができないのでとてもレアです。

お堀の両側にある桜を散策路から俯瞰寄りのアングルで贅沢に眺望できます。桜がお堀に向かって包み込むように枝垂れている様が圧巻です。

西ノ丸土手の上の散策路の桜
西ノ丸土手の上の散策路の桜
お堀に覆いかぶさる様に枝垂れる桜
お堀に覆いかぶさる様に枝垂れる桜

名古屋城周辺はとても広いので有料ゾーンに入らなくても十分楽しめます。

お城の周りをぐるりと散歩し、様々な角度から桜とお城を眺めることで、自分だけのお気に入り名古屋城を見つけてみてください。

名古屋城周辺の観光スポット&散策コース

名古屋城の東側に位置する、2018年にオープンした「金シャチ横丁」は、名古屋の食文化を詰め込んだ場所になっており、「手羽先」「きしめん」「味噌カツ」「ひつまぶし」などの有名なグルメから、「あんかけスパ」「台湾ラーメン」などのB級グルメのラインナップも幅広く揃っています。

金シャチ横丁
引用元:金シャチ横丁オフィシャルサイトより「金シャチ横丁」

「金シャチ横丁ソフト」「忍者ドッグ、忍者アイスクリーム」などインスタ映えするFOODもあるのでオススメです。

桜の季節には名古屋城の南側の駐車場周辺と、北側の名城公園付近にも露天屋台が出店しており、桜の季節はいつも賑わっています。

まとめ

お花見を何処に行こうか悩んだ時は、日本の名城と絡めて場所を決めれば楽しさ倍増。

この機会に東海三県の桜とお城を巡って春を感じてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

猫犬

音楽とサッカーとTATTOOを愛する元バンドマン。夢はスペイン(マドリード)へ移住し自分の店(バル)を持つ事。英語とスペイン語をもう勉強中!