岐阜県民は外でBBQ(バーベキュー)するのが大好きです。ちょっとした屋外スペースがあればお家でもBBQしちゃいます。
私の住んでいるご近所では、夏休みやお盆、春と秋の大型連休などには、各家庭で気軽におウチBBQしています。あちこちから風に乗って美味しそうな匂いが漂ってきます。
BBQといってもカジュアルなものから本格的な機材を揃えた本格的なものまで様々で、お家のスペース・状況に合わせて行います。
自宅で気軽に、キャンプよりもお手軽に、気の合う家族や仲間と一緒にちょっとしたレジャー気分で「おウチBBQ」しませんか??
自宅だからこその楽しみ方!おウチBBQの魅力
慣れ親しんだ家で気負わなくていい!
何と言っても「気楽で気軽!」
慣れた家で気兼ねなくBBQ出来ることが最大の魅力!場所や調理器具、道具など、借り物ではなく自分のものを使うことができるので、気を遣うことがありません。
「思ったよりも寒い」という時も、すぐに羽織るものを用意出来たり、暑い時には冷蔵庫から取り出したばかりのキンキンに冷えた飲み物を飲めるのも、おウチならではです。
キャンプ場では出来ない!足りない物や忘れた物があっても補える
車で何時間もかけてキャンプに行って、いざ始めよう!といった時に、忘れ物があるとテンションは一気に下がってしまいます。山奥や森の奥のキャンプ場も多いので、買い足しに行くフォローも大変です。
それがおウチなら、移動時間0分!忘れ物があっても近くのスーパーなどですぐにフォローできるのが嬉しいところ。
食べきれなくても大丈夫「余った具材は冷蔵庫」へ
BBQが終わった後の片付けも、時間を気にすることなく、自分のペースで出来るのもいいところ。食べきれずに残ってしまった食材も、すぐに冷蔵庫へ入れることができるので、食べ物を無駄にすることがありません。
週末を利用して二日間かけてBBQする時も、冷蔵庫という最強設備が食品の鮮度を守ってくれます。
スペースを有効活用!おウチBBQをするならココ
ちょっとした庭があるなんて贅沢!と思われるかもしれませんね。お庭がなくても小さなスペースを活用してみると以外におウチでBBQできちゃいます。
上手く活用したい「庭」
おウチBBQで一番ベストな場所は、やっぱりお庭!広さは様々だと思いますが、小さなお庭でも十分にBBQできます。
広いお庭なら、思い切り贅沢に大型のキャンプ道具や大型BBQコンロを広げて、小さなキャンプ場のようにして楽しみましょう! 大型テントを組立てる所からもうレジャー気分満点!BBQは始まっています。
小さいお庭なら、まずテーブルとBBQコンロの場所を確保する所から始めましょう。
BBQに参加する人数と、調理道具やキャンプ道具の大きさによっては、「お庭と玄関」「お庭とリビング」を繋げるようにドアや窓を開放して、BBQする床面積を広くするように工夫しましょう。そうするだけでも、小さなお庭が部屋空間と繋がって想像しているよりも広々と楽しめますよ。
スペースを有効利用「駐車場」
お庭は無いけど駐車場ならある!というお家なら、ぜひ駐車場を使いましょう。駐車場と言っても広さは様々。車を駐車場以外の場所に移動できる場合は、一時的に移動しておくのもいいでしょう。
駐車場以外に車を停める場所がない場合は、車をギリギリまで寄せて停めましょう。もともと広さにゆとりのある駐車なら、十分なBBQスペースを確保することができるでしょう。少し余裕のある駐車場なら、少ないながらも小ぢんまりとしたBBQスペースを確保することができると思います。
シャッター付きの車庫の駐車場の場合は、シャッターは開放しておくのが良いですね。調理の際に火を使ったり、場合によっては自家発電機を使うことがあるので、開放して風通しのいい環境を確保しましょう。
気分だけでもアウトドア「ベランダ・バルコニー」
お庭や駐車場なんて!そんな贅沢なものはない!というお家では、ベランダやバルコニーでトライしてみましょう。小さめの椅子やテーブルを置くことが出来れば、狭いながらもBBQスペースは確保完了です。
ベランダやバルコニーと繋がっているお部屋の窓が、開放できる作りなら窓を全開しましょう。部屋との一体感を得ることができ、狭いベランダが少しでも広く感じることができます。部屋も屋外の一部としてBBQスペースとして使用しましょう。
これさえあれば安心!おウチBBQで必要なもの
「BBQコンロ」は自宅に合ったものを
これを準備しなければバーベキューは始まりません!それは「BBQコンロ」です。バーベキューとは「薪、炭、豆炭」などの弱火によって肉や野菜、魚介類などをじっくり焼く料理、もしくは煙で、燻す、その調理法や行為を指す」と、wikipediaにもあるように、食材を焼くためのコンロは、絶対に外せない重要アイテムです。
すでにBBQコンロを持っている場合は、それを使って楽しみましょう。炭や薪等を使うBBQコンロでなくても、電気で調理できる卓上ホットプレートでももちろんOK!おウチだからすぐに電気の確保ができてとても便利。いつもの使い慣れた道具だからこそ気軽に調理が可能です。
ホットプレートは色々な種類があって、お肉を焼くだけではなく、たこ焼きや餃子、ワッフル、ホットサンド等が気軽に調理できます。気負わず楽しめるのがいいですね。
「せっかくなら炭火で本格的なBBQを楽しみたい!」「持っているけど、使い勝手がよくない」「もっと大きいサイズ(もしくは、小さいサイズ)の物も欲しいかも」と思っている方は、このタイミングでBBQコンロを購入、もしくは買い替えるのもいいでしょう。
BBQコンロを購入するうえで一番大切なことは「コンロの大きさ」です。特におウチBBQの場合バーベキューできる広さが限られているので、自分の家のBBQ規模に合わせた大きさの物を選ぶといいでしょう。
広いスペースで本格的にBBQするなら!「大型コンロ」
屋外で広々スペースがあるなら、立って調理が出来る脚付きBBQコンロがダイナミックでオススメです。
大型コンロのなかでもグリルボックスが二段構造になっているものがオススメです。数人で集まってワイワイするのにもぴったりな大きさと豪華さです。
大判のステーキを焼くだけでなく、塊肉をスモーク調理するのにも、とても便利です。※我が家ではこのタイプのBBQコンロを使用しています。贅沢にローストビーフを作ったり、手作りピザを焼いたりと大活躍です。
狭小スペースでのBBQなら、卓上で扱えるものを!「卓上BBQコンロ」
テーブルの上に置くことができるサイズのBBQコンロは、様々な種類があるので選ぶだけでも楽しく、買うまでにも思わず時間を使ってしまうことでしょう。迷う楽しさもあるのですが、ある程度、的(まと)を絞って効率よくお目当てのコンロを探しましょう。
卓上BBQコンロを選ぶ上で一番気にしたいところは、「熱源【火種】」です。コンロ自体の大きさと、コンロを置くテーブルの材質や素材によって、慎重に吟味しましょう。
主に「電気」「カセットガス」「炭、薪」の3種類から選ぶことになります。電気を使用したものやカセットガスのコンロは、いつも自宅で使用しているおなじみの物があるというおウチも多いでしょう。
先にも書きましたが、いつもの使い慣れたホットプレートやカセットガスコンロでも十分に楽しむことが出来ますが、ここでは、いつもとは違う雰囲気でおウチBBQを楽しみたい!という方に、いくつかの商品をご紹介しましょう。
すぐに使えて超便利「電気」
電気を使用するコンロのいいところは、なんと言っても家の電源からそのまま電力を供給できるところ。USB対応のものもあって、お一人キャンプ用から小人数用のものが多く取り揃えられています。
「いつもの食卓で使っているもの」でももちろんいいのですが、折角なら、アウトドアっぽい雰囲気のデザインのもので楽しみたい!ですよね。そんな時は、ちょっと凝ったデザインのBBQコンロを選んでみるといいでしょう!
場所を選ばず気軽に使える「カセットガス・ガスボンベ」
家庭でも気軽にカセットガスのコンロを利用されている方も多いと思います。余計な配線の心配もなくテーブル周りがスッキリするのも魅力の一つ。
いつものカセットガスタイプもいいのですが、キャンプやアウトドアの雰囲気を味わいたいならアウトドア用のガスボンベ(ガスカートリッジと呼んでいるメーカーもあります)タイプもいいですね!
ガスボンベタイプは、ランタンや、バーナーなどにも利用されているのですが、あらかじめ同じメーカーでこれらを揃えて購入しておけばBBQコンロと同じタイプのガスボンベで利用することができます。
本格的に楽しみたい人におすすめ「炭、薪」
BBQといえば、やっぱり炭火でしょ!という方も多いでしょう。火を起こして火力の調整をするのにコツが必要ですが、この手間暇がまたBBQの楽しみでもあります。
テーブルの上で直接火を扱う事になるので、おウチの環境に合わせたサイズを選びましょう。
番外編:七輪のススメ
BBQコンロをいくつか紹介してきましたが、私が特に個人的におススメしたいアイテムは「七輪」です。少し重たいのが難点のように思えるかもしれませんが、この重みのおかげで安定感が増し、倒れる心配も少ないのです。耐熱性が高くて保温効果も高いので、安定した温度で調理ができます。
火の調整が一見難しそうですが、使い慣れるとかなり便利なアイテムです。丸い形のほかに、四角い形状のものもあります。大きさも様々あって、地面に直置きするタイプから、小さくコンパクトで卓上で使うことが出来るものがあります。
効率性と安全性を考えて「耐熱、耐火グローブ」
火を扱うので、火から守る為に「耐熱、耐火グローブ」を準備しておくといいでしょう。BBQコンロ本体を扱う時や、トングで直接火を扱う時に軍手でも十分と思いがちですが「耐熱、耐火グローブ」があるだけで、ぐんと安全性や効率が上がります。
思わぬ事故を未然に防ぐこともできます。扱う火の大きさ、BBQコンロの規模に合わせて適切な物を選びましょう。
侮ってはいけない「虫除け」
最後に、おウチBBQ必で忘れていけない必須アイテムは「虫よけ」です。屋外での活動なので様々な虫に遭遇する事が考えられます。いつもの庭だから大丈夫、そんなに田舎じゃないから大丈夫だろう、と油断すると、思わぬ害虫に出会ってしまうこともあるので「虫よけ」対策は行っておきましょう
「虫よけスプレー」虫刺されを防ぐため準備しておきましょう。蚊だけでなく毛虫やムカデにも効果があるものもあるので、対策を忘れないようにしましょう。
「蚊取り線香」「電気式蚊取り線香」夕方からは虫が寄って来やすい時間になりますが、夕方になってから使い始めるのではなく、日の高いうちから、これらの虫よけは使っておくといいでしょう。昼から使うことで、効果が高まっている状態で夕方になります。
あったら便利なサブアイテム
ここからは、無くてもいいけど、あったらおウチBBQが便利に&盛り上がるアイテムを紹介します。
盛り上がりアイテム!「ハンディガスバーナー」
BBQの最後の仕上げが盛り上がります。チーズのトッピングに仕上げの「あぶり」で盛り上がる事間違いなし!ピザを蓋がないBBQコンロで調理する時も、チーズの表面をあぶると、こんがり感が増してさらに美味しくなります。
屋外、屋内どちらで使う場合にも、思わぬところで火が大きくなることがあるかもしれないので、取り扱いには十分注意しましょう。
意外と活躍!「クーラーボックス」
冷蔵庫があるから一見必要なさそうですが、実はあると便利なクーラーボックス!特に火の傍の調理担当の人の近くにあるととても便利です。家の奥の冷蔵庫まで取りに行くのが億劫な時もあります。
調理予定の食材を入れておくと、すぐに取り出せて便利!水分補給がすぐできるように飲み物も入れておきましょう。飲みながら、リラックスしてBBQを楽しめます。
便利なミニテーブル付&ドリンクホルダー付き「折りたたみイス」
ミニテーブルとドリンクホルダーが付いている「折りたたみイス」がかなり便利でお役に立ちます。すぐ手の届くところに食べ物と飲み物を置くことができるので、ゆったりリラックスしながらBBQを楽しめます!
ドリンクホルダー付のテーブルだと飲み物を倒してしまうリスクが低くなります。何かと動き回る事も多いので、ちょっとしたことでドリンクカップを倒してしまいがちなのを回避できます。
一度座ってしまうと、もうずっと座り続けたくなる!~早くお肉が焼けないかな~と、少しだけ人を堕落させてしまうイスです(笑)
調理担当というよりは、飲食担当向けのアイテムです。出来上がってくる料理をゆるりと楽しみにしましょう。
雰囲気抜群!おウチで「テント」
パラソルもいいけど、テントがあるだけで、BBQの雰囲気はグッと盛り上がります。狭い場所でのおウチBBQの場合は、部屋にテントを立ててしまってもいいですね!部屋の中まで外のように演出してしまいましょう。
テントは大きさも様々で、5~8人用の本格的なものから1人用の小さなものまで、サイズも形も様々です。テントの内側に照明を灯すだけで、そこは現実から離れた別世界のようになります。しばし、その空間で身も心もゆっくりとリラックスすることで、日常を離れリフレッシュ出来ます。
おウチBBQオススメ料理&スパイス
メイン料理は豪快にお肉&海鮮で!
BBQといえば!やっぱり直火で豪快にステーキがオススメ!お肉のステーキだけでなく鉄板で魚介類のステーキも贅沢です。じっくりと焼く時間を贅沢に楽しむのも、おウチBBQの醍醐味なのです。
串刺しスタイルもいいですよ。調理もしやすく、食べやすい!串ごとに味を変えることも簡単にできるので、それぞれの好みで味付けすることができます。
岩塩プレートを使うのもBBQの雰囲気を盛り上げます。焼き網の上に岩塩プレートを乗せ、その上にお肉を置いて焼くことで程よい塩味でしっとりと焼き上げることができます。
あると超便利、スパイスあれこれ
各家庭で定番の味付けがあると思いますが、これをきっかけに新たにスペシャルな調味料に挑戦してみてはいかがでしょうか?
BBQでの「お役立ちスパイス」があるとお手軽&簡単に味が決まります!お肉や野菜に振りかけて焼くだけで、手間暇かけて仕込みをしたような味わいのステーキになります。BBQの王道スパイス!3大銘柄と言われているアイテムを紹介します。
黒瀬スパイス ほりにし マキシマム
実はBBQだけでなく、いつもの家庭料理でも大活躍します。ステーキや焼肉のお肉の味付けだけではなく、炒め飯やパスタの味付けにも使えちゃいます。ハンバーグや肉団子の味付けにも!
この中で私が特にお気に入りなのは「黒瀬スパイス」と「ほりにし辛口」です。
ガーリックとハーブのバランスが絶妙な「黒瀬スパイス」。ハンバーグの味付けや、自家製サラダチキンの味付けに大活躍です。
ピリッとホットなガーリック風味「ほりにし辛口」。ここでは、あえての辛口です!これを茹で上がったパスタに多めに振りかけるだけで、あっという間にペペロンチーノ風パスタになっちゃいます。
締めの炭水化物あれこれ!~麺で締めるか米で締めるか~
おウチごとに個性がでるのが「最後の締め料理」麺類派?米派?皆さんのおウチはどちらですか?
「焼きそば」「焼うどん」は手軽にワイワイ調理できる定番バーベキューメニューですね。締めではなくBBQのメイン!というおウチもきっと多いですね!麺類の少し変わり種メニューはいかがでしょう?
焼きそばと焼きめしをソースで混ぜ炒めた欲張り「ソバめし」は、最後までガッツリ食べたい時に最適。薄く焼いた卵焼きで包んだり、チーズをトッピングしたり、お好みの姿に仕上げましょう!
「焼パスタ」はモッチモチとカリカリの食感が病みつきに!BBQ前日の残りのパスタを使ってもOK。茹で時間が長めの「ちょっと茹で過ぎちゃった?!」位がモチモチしてオススメです。
トマトソース、ホワイトソース等のお好みのソースを絡め、具材とパスタを炒めて最後にたっぷりの溶き卵とチーズでまとめるように焼きましょう!チーズとパスタの端がカリッとするまでしばらく動かさないで焼きつけると更に美味しくなります。鉄板の上でジュージューしましょう!
米派のおウチでは、最後に残ったお肉や野菜で炒め飯(チャーハン)という方も多いでしょう!ここでは「焼きおにぎり」をおススメします。事前におにぎりを握って準備しておきましょう。
おにぎりを握るのが面倒、という方はコンビニのおにぎりをそのまま利用しちゃいましょう。味噌や醤油、お好みの味をご飯に浸み込ませておくのも忘れずに!マヨネーズやオリーブオイルで味付けしてもOKです。お好きな味で焼いていきましょう。
焼き網の上でじっくり焼くことで、外はカリッと中はフワっと!BBQの締めにぴったりな焼きおにぎりができます。焼き網が一番カリフワになりますが、鉄板やホットプレートでも調理可能です。
プレート調理の場合は、まるで羽根付き餃子のような「チーズ羽根つき焼きおにぎり」が簡単にできます。とろけるチーズを広げた上におにぎりを置いて、グツグツ沸く位にじっくりと焼きましょう。グツグツを通り越したらパリッとこんがりチーズができ上がります。
※オイル系をしみこませたおにぎりの場合は崩れやすいので、固めに握ってアルミホイルに包んで焼くといいですよ。
注意点や気をつけること
ご近所への配慮を忘れずに
おウチBBQは、場所によって特にご近所への配慮が大切になってきます。お住まいの地域によっては、屋外でのバーベキューを禁止している場合も。
まずは、ご自分のおウチが屋外でバーベキューできる地域かどうかを確認が必要です。禁止されている地域の場合は、残念ですが外でのBBQではなく、屋内でBBQしましょう。
BBQは匂いや煙がでるものです。ご近所へご挨拶できる間柄でしたら軽くご挨拶しておくのもいいでしょう。
火の取扱いについて
BBQでは、火を取り扱います。電気、カセットガス、炭、どれを使う場合でも、取扱いから最後の始末まで、気を抜くことなく行いましょう。
最後はしっかりと火が消えていることを確認して安全にBBQを終了しましょう。怪我や事故がないように、最後まで楽しみたいですね。
まとめ
気軽にできるおウチBBQ、一度やってみたらハマること間違いなし!天気のいい週末に気心知れた家族や友人同士で「おウチBBQ」をして、レジャー気分を味わい楽しく過ごしてみてはいかがでしょうか。